つゆの関西たびにて

のぞみで行くからね雨の大阪寒い新幹線


のぞみで行くからね

梅雨の候、いかがお過ごしでしょうか?
わたくしは相変わらず、
ド・タ・バ・タしでいまず〜。
今回は関西である。これから、富田林で難波宿泊。明日が大和郡山で高砂、そして加古川宿泊。あさってが高砂でロケ。っていうスケジュール。
どんな事が起こるか、本人も判らない!
超スペクタクル・アドベンチャー・トラベル!
笑いあり、涙あり(本人のみ)、ロマンあり(ホントかっ!)の世界へ皆さんも!

そんな今は「のぞみ」の車中。それもただの「のぞみ」じゃない!500系のぞみである。
そう、JR西日本が世界に誇る、日本最速の新幹線で、シルバーの車体に伸びたノーズ。(JR東海の700系はかものはしみたい)
関西でしかCMはやってなかったが、関東以北の人はしらないかも?
この「500系のぞみ」乗り心地も好い。いつも「ひかり」だったからか、揺れが少ない(700系はもっと揺れないらしい)。こうやってザウしていても打ち間違い少ない。快適である。一度乗って見るがよろしい。

ところで、この「のぞみ」に乗るまでが、例のドタバタである。別に誰が悪いのでもなく、自分が悪いのだが・・・。
朝、フッと目が覚めたら、夏至明けもあり、明るくまだ5時台であった。「もう少し寝られる」と一寝入り。
また、目が覚めて、ぼーっと時計を見ると、丁度7時。

ここで関係ないが、「7時」はどう呼ぶか?
俺は大学入るまで「ななじ」と言っていた。しかし、大学の先輩が「岩手は
“ななじ”って言うんだ!」と大笑い。「普通は“しちじ”って言うぞ!」って。
話しに寄ると、岩手出身のまわりの人全員が「ななじ」と言ったらしい。
“ななじ”でも良いと思うんだけど・・・。

突然、話が飛んでしまったが、元に戻ろう。
時計の7時の針を見てもなんかボーッ。“今日の新幹線は8:09発だったよな〜。”と考えながら“ハッ”として、慌てて起きる。そう、時間がないのである。慌てて着替えて、荷物を持つ(前日に準備しておいてよかった〜。)、歯をみがき、顔を洗い。いざ出陣!この間8分。
駅に早歩きで行くと、高架から今出る瞬間の電車がいる。切符を買うので“次のでいいや”とホームに降りると今出たのが7:12発。次が7:20発!またまたショック!
待ってる間に冷静に間に合うか計算。ギリギリ間に合いそうなのでちょっと安心。
しかし、手土産や弁当を買わなくてはいけないので焦りは取れない。
電車に乗り、周りを見渡すと、俺に無いものをみんな持っている。
!っ、傘を忘れた。梅雨だから、「昨日は持っていかなきゃ」って思っていたんだ。しょうがない。

7:30あざみ野でダッシュで乗り換え。
電車に飛び乗ると、7:32発で直ぐさま発車。“ラッキー”その上、新横浜まで16分の表示。そうすると、7:48に到着予定だから、買い物できる。

新幹線での弁当は格別である。いつもの横濱チャーハン弁当ではなく、「のぞみ」にはワンランク上のシューマイ弁当が良く似合う。特に今日のはご飯がモチモチしていて、うまかった〜。

今、名古屋駅。これからどうなることやら・・・。

1999/ 6/24 9:35


雨の大阪

今回の旅は順調にいっている。
つまり、面白いネタがない。
出だしこそドタバタしたが、それ以降、可も無く不可も無し。

新大阪に到着するとやはり、雨だった。
傘も無く、どうするか考えたが、当分使わず移動出来そうなので、そのまま、地下鉄へ。
地下鉄で切符を買おうとしたら、「今日はノーマイカーデイ」と書かれてあり、
一日券が買えるらしい。\850で乗り放題。一区間最低\200だから、4回以上乗れば元取れる。幸いそれだけの移動予定があったので、購入。
使ってみると結構便利。定期感覚でつかえていい。
結局6回使ったので、大満足。

あべの橋から、喜志へ近鉄で向かう。以前カード開拓というイヤな仕事で乗った事がある、つらい思い出。
喜志に着いてタクシーを待っていても、15分間一台も来ない。余裕持って来たのに、待ち合わせまで残り10分になっている。まずいと思い駅の反対側のもう一つのタクシー乗り場に向かうと。2台、のんびり待っている。
“あらっ?”拍子抜け。向こう側にはいつもいないらしい。
運転手さんが以前その学校のスクールバスの運転していたらしく、話しているうちに着いてしまった。
打ち合わせも順調。帰りは駅まで先生に送ってもらいまた、傘いらず。

一度日本橋(にっぽんばし)のホテルにチェックイン。
夕方、5:45から西中島で飲む約束なので、その前にちょっと梅田のCDショップに。
以前、kentaroさんが
WONDERゲストに書き込んで紹介してくれたお店で、BIG COUNTRYのBOOTとBILLY JOELのBOOTをGET。
同じビルの1Fにある古本やで絶版になっている、
ビリージョエル詩集も\800で購入出来た。
ラッキー!

わざわざ、大阪西中島に来て、新しく出来た店があると紹介されたのが「そじ坊」。これじゃ、大崎と変わりないとおもいつつも、いつも「白木屋」や「魚民」。西中島は東京の企業が多いので、そうなってしまう。
結局、大家さんと6時前から飲み8時にコバ君、9時に奈下恵が合流して、飲み続けた。
締めにまた
「月光仮面」に行ったら。定休日だった。
失敗。

翌朝は雨の音で目が覚めた。近代的なホテルでそれだけ音がすると言うことは、かなり降っているって事になる。案の定大雨である。傘はない。とうとう買ってしまうのか。
とっその時、ホテルの入り口の傘立てが目に入る。
これをとっちゃあいけない。でも、傘立ての下に倒れてずーっと眠っているやつがあるのを俺は知っている。
やはり、そこの傘立てにも3本のビニール傘がぐっすり眠っていた。
優しく起こしてあげる。
あくびしながら、「よー寝た。」と関西弁で言いながら、「助かった〜。どないなるかとおもうたわ。」と感謝してるようだった。
こんな風にいいように解釈して、駅に向かった。

近鉄で奈良に入り、筒井へ。ここも順調に打ち合わせ完了し、大阪に戻る。
鶴橋で下車し、今日のランチはお好み焼きに決めていた。昨日から食いだおれの街に来ながら、うまいものを食っていなかった。
鶴橋は駅に降り立つと焼肉の匂いがするので有名なくらい、焼肉屋が多い。そして、ウマイ。とりわけ、「鶴一」はイチオシである。20cmはあろう骨付きカルビは絶品で、人気商品だ。
しかし、今日は違う。お好み焼きである。
大阪のお好み焼きは有名であるが「千房」「ぼてじゅう」など有名店があるが、やはりここ
「風月」が一番である。
大阪を中心にいくつか支店があるが、本店の味は格別である。今日は
“風月焼”\950を注文。ちゃんと最後まで目の前の鉄板で焼いてくれるので、安心。
だんだん焼き上がるのを見ながら、食欲が増し、仕上げのマヨネーズとソースをぬった時には、“もうガマン出来ん!早く、食わせろ!”って思ってしまう。
当然ソースをぬったら直ぐ食えるんだけど。

ちょっと、ふんわり半熟状態の中身と、ぱりぱり香ばしいちょっと焦げ付いた外側が絶妙にマッチしている。
中の牛肉、えび、いかもいいアクセント。


そばが入ったモダン焼きもおいしいよ。

高砂に向かい途中明石で、山陽電車に乗り換えなえればいけない。時間の余裕があれば、「きむらや」で明石名物玉子焼きを食べたいところだ。

1999/ 6/25 14:59


寒い新幹線

世の中そんなにあまくない。明石で玉子焼きを食べる時間はなく、打ち合わせへ。

明日、明後日の天気予報を見ても、晴れそうにない。そこで、打ち合わせでロケの延期を決定する。次回、7月10日にまたたびが出来る。

先生と姫路の串焼きや「蔵」で一杯。30種類ほど頂いたところで、新幹線の最終に近づいてきた。宿泊予定を帰京することになったのである。

姫路から新大阪まで異動し、最終のひかりに乗る。

二人掛けの窓側は一杯で通路側になった。隣に座ったのはデブのサラリーマン。飲んできたみたいで、顔が赤い。案の定すぐ眠ってしまった。

ただ寝ているだけなら良いのだが、鼻息が「ビィー・グワー・ビィーグワー」とうるさいのなんのって、眠くても寝れない。

本を読んでいても、寝ようとしてもダメ。その上、席の真上がエアコンの噴き出し口。ポロシャツしか持っていなく寒くなってきた。浜松あたりで我慢できず車掌に「寒いので空調を調節して欲しい」と依頼。チョコチョコとデッキで操作し、これで大大丈夫ですと言わんばかりの顔。

しかし、いくら待っても寒さは変わらず。ヘッドレストは冷たくなっていて、もたれることもできない。回りの人々はスーツの上着を着たり、カーディガンをはおい始めていた。

途中、車掌が来て「まだ寒いですか?」と聞いてきたので「はい、とても」と答える。しかし、「寒かったら、空いてるところに移動していいですよ。」と言って立ち去ったが。金曜の最終で空いてる席などあるわけもない。何考えてるんだ!

新横浜に到着する前に以前同じ電車に乗った時の事を思い出した。

「そうだ、乗換時間がないんだ!」

新幹線のホーム(約3階)から地下鉄のホーム(約地下3階)までダッシュ!途中切符も購入しなくてはいけない。

切符を買っている最中に、電車のドアが開く音。改札を通り、階段を下り始めた頃に扉を閉める前の合図のベル!

必死で駆け下り、飛び乗ったと同時に「プシュー」

「ハア、ハア」息を切らせながら手すりに捕まる。ここで安心できない、そう、あざみ野駅の地下鉄と東急の乗換も時間がない気がする。

16分で到着すると、やはり数人が走っている。たまらず走る(当然、たびの荷物付)。今度は地下3階から地上2階である。切符を慌てて買い(地下鉄内で切符代の小銭を握りしめておく)駆け登る。

しかし、今度は反対側中央林間行きの方が出ていった。渋谷方面は1分程の余裕があった。でも、走らなければ間に合わない。

JRさん、横浜市さん、東急さん。ダイヤ考えてくれ!

1999.6.25


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