もう真夏の沖縄だより。(その1)



早いもので、もう7月である。
梅雨真っ盛りの川崎を抜けだし、梅雨が明け、夏真っ盛りの沖縄へ!
仕事とはいえ、北海道や沖縄に行く時って、気持ちがウキウキである。
別に浮かれているわけではない。

いつもより余裕を持って家を出られるので、気持ちが楽である。
たまプラーザの改札前にある「Segafledo(セガフレード)」。
最近、お気に入りでよく広尾や渋谷の店に行っている。
ここは、イタリアのBar(バール)そのまま持ってきた店で、パニーニが美味い。
モーニングとばかりに“パニーニ(ハム・チーズ)”と“アイスコーヒー”を買い、バスに乗りこむ。
バスの中でムシャムシャ食べる。
軽食にもすごくいい。おすすめ。

羽田にも離陸1時間前に到着したので、地下にある「StarBucks」で“アイスコーヒー・グランデ”を買い、そのままロビーに持ち込み。
持ち物検査で引っかかるかと思ったが、手持ちで通過して良いらしい。
しかし、携帯を預けた瞬間。メール着信!
検査官のお姉ちゃんが思いっきりビックリしていた。

ロビーで、のんびり“アイスコーヒー”を飲んで搭乗。
機内は、リゾート客で大盛況。
ビジネスで乗っている人がいるのか?ってぐらい浮かれている。
こっちは仕事さ!

2時間ちょっとで、那覇空港に到着。
沖縄は、もう誰が何と言おうと「夏」だった。
30度は越すであろう暑さ。「オキナワ、オキナワ。アジイ、アジイ。」って太陽が言っている。
空港からレンタカー屋までの1kmで兵庫県警の検問をしていて渋滞。
サミットの厳戒態勢がしかれていた。
まずはひるめしを食わなくては、話にならない。
那覇港に程近い国道沿いの「豆腐屋食堂」に入る。

ここはその名の通り、豆腐屋がやっている食堂。
隣で豆腐を作っていて、その横で食べられる。
沖縄の豆腐は昔ながらの天然のにがりを使った硬くて大きい豆腐である。
で、今日は島どうふではなく、その前の段階、ゆし豆腐を頂く。
ゆしどうふ定食(\650)”は日替わりでついてくるおかずが変わるが、ゆし豆腐鍋は必ずついてるらしい。

注文してから出てくるまでの間に、水を飲むのではなく、“豆乳”を飲んで待っているのも豆腐屋らしいね。しかも飲み放題。

定食には“カラシナ炒め”“豆腐コロッケ”のおかずとメインの“ゆしどうふ鍋”が並べられる。
 
ゆしどうふ鍋”は、固める前の豆腐“ゆしどうふ”をアツアツのうちに沖縄のそばダシで味付けられていた。
 
豆腐コロッケ”はカレー味に味付けされていて、中はおからのように軽く炒めてあった。

美味い豆腐を食って満足、満足。

すぐに、沖縄市へ向い、ホテルへチェックイン。
ホテルもなかなか取れず、コザの先生に漸く取ってもらったぐらい。
土日の観光客で一杯なのかと思ったら、全国の警官でホテルは埋め尽くされているらしい。
ホテルの裏の小学校に向い、そこで明日のロケの打ち合わせ。
夕方5時を過ぎても30度を超しているようである。
明日のロケが辛くなってきた。

一度、ホテルに戻り一眠り。
起きてから、いつもの「食楽」へ。
ここのマスターが明日の主役。
席に着くなり、“生ビール”と“ミミガー”が出て来た。
 
ミミガー”とは豚の耳のこと。これがゼラチン質の部分もあり、なれると病み付きになってくる。

いつもの“焼肉(上カルビ)”と“ご飯”それに、ご飯とよく合う、みそダレが出て来て、戦闘開始!
 
もう、黙々と食べる食べる。
 
店は忙しいので話し相手がいなかったせいもあり、焼いて、食べて、飲んで、また食べて。
 
お腹いっぱいになって、ゆっくりした頃に、マスターも落ち着き、打ち合わせ兼、世間話。
ここの店は沖縄中部地区のバスケット関係者がよく集まることもあり、途中から嘉手納の小学校の指導者も話に加わり、いつのまにか、その人達と話し込んでしまった。

明日は朝早いのに、マスターをおいてホテルに戻る。
外には、基地から遊びに来たアメリカ兵が人だかりになっていた。
よぱらった米兵と喧嘩するつもりはないので、「ジャプ!」と声掛けられても無視
してまっすぐ帰る。
こっちは一人、あっちは団体。その上兵隊。勝負にならないのは判っているから
ね。

2000/7/1



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