ドタバタ復活の予感!
金沢でのロケのため、飛行機で小松へ向う。
羽田へはたまプラーザから7時20分発のバスで行こうと決めていた。
7時4分に梶が谷駅に行くと14分まで電車がない。
たまプラまで8分かかるのに・・・
間に合わないので渋谷経由で行く事にした。
渋谷・浜松町と乗り換え羽田空港に着いたのが8時25分。
飛行機は45分発だったはずだから大丈夫と思い自動チェックイン機にカードを通し、チェックすると、
「受け付け終了しました。窓口にお越し下さい。」
の紙切れが出てくる。
窓口は行列。近くの係員に聞くとチェックしてくれた。
その時8時30分。飛行機の離陸予定は8時40分だったらしい。
搭乗窓口に電話して確認。
「走って頂けますでしょうか?」
「ハイ。」と素直に返事。
それでは付いて来て下さい。と一緒に走ってくれた。
無事搭乗窓口に到着し、バスに乗り込む。
ANAの方ありがとう!
JR山手線に乗っている時、この旅最大のピンチが早くも訪れたのである。
なんと携帯を家に忘れてきたことに気づいたのである!
家との連絡のみならず、先生やスタッフとの連絡に欠かせないブツが!
これに気づいた時点で戻っていたら、絶対間に合わなかったのも確か。
小松から高速バスで金沢駅に着き、ブランチを目的に近江町の「井ノ弥」へ。ここは、ちらし寿司で有名なお店。
11時すぎに行くとちょうどオープンした時らしくゾロゾロと人が入って行く、後ろの列に並び運良く自分で最後だった。
店内は以前と席の配列が変わっていて、改装したみたいだ。
かなり、儲かっているのだろう!
2年前はじめて来た時、「ちらし近江町特盛り」\1,500を頂いた時は40分待って入りおいしかった。
去年、そのワンランクしたの「ちらし近江町」\1,000を食べたら、めちゃくちゃ食材が悪く、まずかった。
今回はその経験を踏まえて「上ちらし近江町」\2,200を注文。
一番最後に入ったから待つのは当たり前だが40分経ってもこない。
来たのは50分後。待たせすぎ。
金粉がかかった数の子や甘えび、ボタンえび、大トロ、トロ、赤貝、鯛、ハマチ、越前カニ、いくら、うに、穴子、イカなどなどふんだんに入っている。
かなり大ぶりに切っていて、噛み切れないのもしばし。
えびやいくら、うにがうまいのは当たり前として、他のネタはそんなにいい物ではない。
待ち時間を考えたら行かなくてもいい店。
しかし、店を出ると40人近い列が出来ていた。
食後にドトールのエスプレッソを一杯。
打ち合わせ終了後、一度ホテルへチェックイン。
次の打ち合わせ前にドトールのアイスコーヒーを飲みながらバスに乗る。
バス停を降り、ファミマでテレカを購入。それだけじゃ悪いな〜と思い缶コーヒーを購入し、歩きながら飲む。
打ち合わせのグランドは底冷えがする。日中暖かかった金沢も夕方からはかなり冷え込む。
そこへコーチの先生が冷えた缶コーヒーを差し入れしてくれたが、手を付けずに横に置いておく。
すると、父兄の一人が暖かい缶コーヒーを差し入れしてくれた。手を暖めながら飲む。
帰りに冷えた方を持ち帰る。
先生と先生の奥さんと3人で、以前、越前ガニを頂いてお世話になった「さわの」のマスターが金沢南郵便局の前に新しく開店した「一兆」で食事。
お勧め鳥料理とお刺身を頂く。
刺身のネタは、「井ノ弥」の10倍いい。
鳥鍋は八丁味噌で煮込んで卵で食べる。
ピリカラ手羽先はここのお勧めでもある。
比内地鶏のつくねは玉子の黄身を付けて食べる。
その後、片町に出て先生とスナックで一杯やって別れたのが23時半。
「ピルゼン」により、仕事が終わって待っていた康弥とちょいとのつもりが昔話が盛り上がり、2時半まで・・・。
今朝の7時半に起きた時は本当に辛かった。
シャワーを浴びて歯を磨いても眠気は抜けず、昨日もらった缶コーヒーを含む。
ロケは順調に進み、昼のランチは何故か「銀座ライオン」でパスタ。ここでもホットコーヒーとアイスコーヒーを各一杯。これで通算7杯目のコーヒーである。
夕方にはロケも終わり、スタッフに金沢駅まで送ってもらい、福井に向かうため臨時列車特急雷鳥95号に乗り込む。
さてさて、今回のたびで一体何杯のコーヒーを飲むのだろう?
1999.10.31
8年ぶりに福井駅を降りた。
当時の記憶がまったくなくなっていて、初めて来た気がするぐらいだ。
駅から福井の先生へ連絡し、後でホテルへ連絡くれる事になった。
福井ワシントンホテルにチェックインして気が付いたのは、ワシントンホテルとワシントンホテルプラザの違い。
知ってる人もいると思うが、プラザの方が完全なビジネスホテルだって事。
ホテルでのんびり靴下を脱いで、メールチェックした文章を読んでいたら、内線が鳴る。
“おっ、連絡来たな!”と思い電話に出る。
すると、「フロントですが、○○さんがこちらにみえています。」
“ええっ!連絡くれるんじゃないの〜!”
「判りました、すぐ行きます。」と言って慌てて、靴下履いて、準備する。
先生運転の20人乗りのバスで「森餃子」で食事。
餃子、もやし炒め、酢豚、野菜炒め、焼めしを食べながら話す。
野菜と肉の割合が半々ぐらいの細長い餃子を特製のたれにたっぶりラー油を入れて、ホクホクのうちに食べる。
締めにすぐ売り切れて、なかなか食べれない特製杏林豆腐を頂く。
お金を払おうと思い財布を出したら、裏拳でどつかれ福井弁(わかる方は声を出して読んで)で「おまえぇ、福井にわざわざ来てぇ、そんな事するな!バスに乗っ取れ!」と怒られた。
うれしい事である。
バスでホテルまで送ってもらい、「福井に来たら必ず連絡よこせ。一緒にめし食おう!」と言ってくれ、感謝しつつ別れた。
先生がお酒を飲まない為、生一杯だけだった私は越前そばを食べに繁華街片町に向かう。
日曜の9時過ぎの福井の街は人通りもなく、所々寂しく光るネオンが静寂さを増している気がする。
8月に来たそば屋もシャッターを降ろし、街と共に眠っている。
駅の方に向かいアーケードを通るも、蛍光灯のあかりを照らすのは締め切ったシャッターと放置された自転車。
日曜出勤だったらしいサラリーマンがマックで一人ハンバーガーをかじっているのも街のさみしさをかもしだしている。
福井駅の構内にある立ち食いそばが駅を降りた時も一杯で、10時になっても人影が消える事はなかった。
一杯\250のかけそばを注文。
カウンターに立って気が付いたのだが、半数以上がタクシーの運転手、後は列車待ちの旅人であった。
翌日の為に小松空港行きのバスの時刻をチェックしにバスターミナルに行くと、当然のように閉まっている。
ホテルで時刻表があると言うので、確認しておく。
3日目の朝は雨。全国的にそうみたいだ。
しかし、出発前の予報では3日間雨が降る予定がなかった為、傘を持ってきていない。
ちょい濡れで行動。
出だしのドタバタももう大丈夫と思っていた矢先にやってきた!
仕事も終わり、早めにバスターミナルに着きそうであった。
発車予定時刻の20分前に着くので“そばでも食べようかな?”と思いバスターミナルに入ると、「小松空港行き発車します。お乗りの方はお急ぎください。」とのアナウンス。
“ホテルの時刻表にはなかった時間だな〜。次の20分後でいいよな。”と思い切符売り場の前の時刻表を見ると“げげっ!その後50分ないじゃん!やべっ!”
慌ててバスに向かうとバスはバックしはじめていた。
手を振りながら、止めて、「現金でもいいですか?」と聞くと「もう、出るからしょうがねえな〜」とブツクサ言っていた。
小松空港でさっき食べれなかったそばを食べようと思い蕎麦屋に行くと前のディスプレイの「カレーうどん」が呼んでいた。
たま〜に、無性に「カレーうどん」食べたくなることないですか?
小松から雨の中の飛行機は揺れが激しく、エアスポットに落ちる事もしばし。
羽田上空の雨雲を抜ける時が一番揺れた。
羽田空港からたまプラーザまでバスで帰り、倫忠の待つ家へ。
お義母さんが来てくれていたので、送りがてら鷺沼の「よしみや」で夕食。
ここの蕎麦は更科で上品な味わいを堪能できる。
だし巻き玉子、魚沼の豆腐、穴子のてんぷら、せいろ、小天丼を満足して食べる。
玉子は大根おろしで、豆腐はそのまま食べても大豆の風味を味わえ、穴子はかぼすをしぼり塩で食べ、その後天つゆで味わう。
せいろは言う事なしで、川崎一。
小天丼と言ってもプリプリした海老が3匹乗っかってしっぽまで食べれちゃう!
食後にやっぱり、ドトールのアイスカフェラテを飲んでしまった。
1999.11.1