静岡から帰って来て12時間後には九州福岡にいた。
自宅滞在時間9時間、ハードである。
本来は熊本往復したいところだが、国体の関係で帰りの便が一杯。宿舎も一杯で寝るところが無い状態でStart。
福岡空港に着いて機内から出る時、スーパーシート方面からサングラスをした「鶴ちゃん(片岡鶴太郎)」がいた。同じ飛行機だったらしい。
福岡からレンタカーで熊本入り、熊本市内のバレー会場により、ランチは熊本ラーメン。
「あかつき」は外観がびっくりするほどサビれていて、“こんな所がうまいの?”って感じ。
店に入り、ラーメンセット(ラーメン・餃子4個・ライス)\700を注文。安いね。
熊本ラーメン特有のとんこつスープと揚げにんにくがふってある。思ったよりあっさりしていてうまい。
麺は細めん、チャーシューは薄いが思ったより味が濃い。ラーメンに2枚入っているが、それで十分。それ以上はつらいかも?(6.5点)
餃子はにんにくと韮が多めで肉汁が少ないかな?
八代まで高速を使い、後は鹿児島街道(国道3号線)を50km下る。案外遠い水俣(みなまた)へ。
水俣病で有名な水俣市でソフトボールの会場へ入る。
そこは、埋立地で隣はチッソ工場。
“えっ!チッソ!”「そうか、この埋め立てはその為か〜」と一人で納得。
会場は片付けが済んでいた。「あれっ?やばい!」
慌てて、宿舎のある湯の鶴温泉へ向かう。
水俣の山側にある温泉に向かう途中、道路拡張の為の工事を行っていた。それを見て、谷側に民家があると、山を崩して道路を広げる、すると山が削られ、見るからに「雨降ったら崩れるよ〜」と言っている。
大雨による崖崩れは、間違いなく人災である。
その後、今度は富山の先生と打ち合わせに湯の児(ゆのこ)温泉・山海館へ。
海側へ向い、打ち合わせ終了。そこで、宿が決まってないと言う事で、そのままそこへ宿泊する事になる。
富山の先生が集まっている「亀万」と言う居酒屋で週一回しか卸さないと言う熊本名物“馬刺し”を頂く。
“桜肉”は本当に溶けるようにうまい。“レバー”はザラザラした感じ、店によっては胡麻油をまぶしている。この方が風味が増す。“たてがみ”は殆どあぶら。
先生と水俣で有名な「六ツ角1号店おっちゃん」(水俣市大園町 0966-63-2425)に入ってみる。
ラーメンを一度注文したが、ちょっと辛いと言う「おっちゃんラーメン」に変更する。
スープ色は濃く、味噌が入っているらしい。
麺は九州ラーメンには珍しく、卵麺のちぢれで細めん。チャーシューはとろけるうまさ、意外にポイント高し!
麺は本当においしい。(6.5点)
餃子は皮が薄く、パリッと焼き上がっていておいしい。
ホテルに戻り、洞窟温泉と言う名の温泉に入り就寝。
忙しい〜
1999.10.25
水俣の朝は、電話のベルで目覚めた。
時計を見ると7時半。
「あれ?モーニングコールは8時15分にしたはず?」おかしいな〜と思いながら電話に出ると。
「フロントですが、朝食は何時にしますか?」
なんだよ〜「一番遅い時間で。」
「それでは、8時半でよろしいですか?」
「はい。」もう〜!と思いながらもう一度寝る。
そういえば、どこで食べるんだろ〜?
寝入った頃にコン!コン!と音がする。
???
「布団を上げにまいりました。」
え〜!!
時計を見ると7時45分。
浴衣の前を直しつつ、窓際に座ってテレビをみる。
おばちゃんが「朝食は何時ですか?」と聞くので
「8時半です。」と答える。
すると、「えっ!じゃあ、早かったわね。」
早かったわね。じゃないって。
眠いっちゅうの!
それに部屋食らしい。
朝食はお膳で出てきて、“おっ!朝から焼き物か〜!”っとちょっと喜び、火をつけてじっと楽しみに待つ。
火がそろそろ消えかかったところで、期待に胸を膨らませオープン!
!!!!「ウェ〜〜!!」空けてビックリ!
ベーコンが2枚きれいに並んでる・・・。
「これだけ?」
慌てて、手元にあった卵をのせ蓋をする。
期待して、損してしまった。
水俣の埋立地でソフトボールを観戦、国体ではタダで、お茶やコーヒーがサービスされる。その上、炊き出しがあり、ここ水俣では「海鮮汁」と言う地元の料理が振る舞われていた。
中身は魚のすり身のだんごや里芋が入った味噌汁。
食べた後、一路八代へ向かう。
八代(やつしろ)では、ランチにおばちゃんがひとりでやっている「天竜」でラーメン\550を注文。
まず、色が濃くてビックリ!その上冷めないように背油が膜になり上部に2m程度張ってあり、最後までスープは熱かった。
意外にざつな切り方をした、ねぎ、きくらげ。海苔がスープ・麺とすごく合った。
全体的には雑なバランスがとれていて。(6点)
バドミントンの会場に着くころには雨が降り始め強くなってきた。
八代から松橋(まつばせ)のハンドボール会場に行き、翌日の組み合わせを見つつ、ここでの炊き出し「たご汁」を頂く。これは熊本の郷土料理として有名。
真っ白い汁に、里芋やさつまいもなどが入った汁だった。
熊本市内に入りかたっぱしから電話して、ホテル捜し、40分程捜しようやく、1件だけ見付かりチェックイン。
夕食は「徳一」(熊本市新市街2-2 096-326-1091)で熊本郷土料理を食べる。
ここは2年前のハンドボール男子世界選手権に来た時、地元の先生に紹介して頂いたお店。
ここのお勧めを思い出し、馬刺しのにぎり、揚げたてホクホクのからしレンコン(これがツーンとしてまたうまい)、豆腐田楽、らっきょ、馬のてんぷらを生ビールと焼酎でいただく。
飲んだらやっぱりラーメン。
熊本で一押しの「黒亭」(熊本市二本木1-2-29 096-352-1648)へ。
白濁としたとんこつスープにちょっと太めの細めん。
4枚のチャーシューが入って\560。
スープ・麺・チャーシューのバランスがよく、やはり、熊本ラーメン一!
今の所、九州でも一番。(8.5点)
後、一日。
がんばろ〜。
1999.10.26
いやあ〜参った。
今、飛行機の中だが、遅れる遅れる。
羽田空港が大雨で乗る予定の飛行機が来ない。との事で1時間以上も待たされた。
全日空のある1便は、欠航してしまった。
朝食はドトールのミラノサンド。
食べながら、松橋に向かう。
松橋でちょいと仕事をして、また熊本市内に戻る。
市内で、ちょちょいのちょいと仕事。
ついでに、週末金沢に行くのでおみやげに「森のからし蓮根」を買って熊本IC方面へ。
ランチは今回の旅の締めにラーメン。
「おい!またか!」と思うかもしれないが、その通りである。5食目だもんね。
「支那そば 北熊(ほくゆう)本店」でサービスランチ\850を注文。
ラーメン・サラダ・ライス・ギョーザ・コーヒーが付いてこの値段は安い!
その上、キムチ食ベ放題!
安さで合格。
スープは真っ白だがとんこつではない!
何とナントの難波船、鳥ガラスープの正油味。だから、支那そばらしい。
化学調味料の味がちょっとするのが残念である。
麺は自家製卵麺で、札幌ラーメン並の太さ。しっかりしている。
チャーシューは「黒亭」と同じさっぱり系のパラッとほぐれるタイプ。
全体的に悪くはないが味の均一性が見られる。やはり、チェーン展開するとそうなるのかな〜。(4.5点)
でも、セットのコストパフォーマンスは高い!
熊本から福岡へ移動し、博多駅で九州・広島でしか手に入らない文明堂のカステラを購入。
東京や大阪とは味が違うってしっていた?
飛行機は1時間半遅れて離陸して、今、関西上空。
問題は着陸出来るのか、どうか?になってきた。
1999.10.27 JAL372便A32席にて
その後・・・
19:30発の予定だった飛行機が離陸したのは21:00
22:00から約1時間関西上空を旋回し、羽田に着いたのが23:45
電車もほとんど止まっていて、空港のロビーでは毛布を配っていた。
車で家に着いたのが24:30だった。