みちのくふたり旅Vol.2


倫忠と二人で10時ぐらいまで寝てる。
俺はもっと寝たかったが、倫忠が起きたのでしょうがなく起きる。
明日の予定を確認するため連絡した結果、今日から仙台に行く事になる。
ミルクを飲ませ、二人で二度寝。
13時半に出る予定が、13時半まで寝ていた。

朝ご飯代わりに、盛岡のパン屋と言えば「福田パン」って言われるほど有名なコッペパンの店のスパゲッティ・パンブルーベリージャムを食べて出発する。

途中、前沢P.Aで休憩&手土産を購入。
前沢と言えば前沢牛。
食堂に並ぶ、焼肉定食やステーキ、前沢牛ラーメン、前沢牛カレーなどに心奪われるが、時間とお腹の関係で我慢して、“玉こんにゃく”をくわえて出発。

先日、日本一になった仙台高校バスケットボール部に伺い、16時から20時まで打ち合わせしながら練習見学。
その後先生の招待で、丁度取材に来ていた、出版社の人と食事会。
楽しく過ごしているうちに23時を過ぎていた。

翌朝9時には、仙台高校に伺う約束だったが、ドトール“エスプレッソ”“ジャーマンドック”を買っているうちに、9時を過ぎてしまった。
昼まで話をして、近くの「ロイヤルホスト」でランチ。

午後からは母校でもある東北福祉大へ。
3〜4人の先生と打ち合わせして、帰り際、また仙高に寄って盛岡に帰る事に。
倫忠を面倒見てもらっているお土産に銘菓“萩の月”“萩の調”の詰め合わせを買って帰る。

盛岡に来たら、冷麺を食わなきゃいけないとばかりに「ぴょんぴょん舎」に行く。
この店は後発ながら、ナカナカの味で盛岡の冷麺界に参入し、今では駅前にビルを建てるほどになった店。
東京のデパートなどでは、袋売りもされている。
“冷麺(特辛)”“骨付きカルビ”“キムチ”“ロース”などを注文して食べる。

途中、倫忠がグズリ出したが、大丈夫。
“冷麺”の味は、以前より落ちた気がした。麺のこしがなくなり、ブツブツ切れてしまう。

観光客が「冷麺ってゴムみたいに切れな〜い!」といったからなのか、良い調理人が駅前店に行ったからなのか、わからないが落ちた。
スープはうまいんだけどね。
コレで今の盛岡一は「盛楼閣」だな。次が「ペコ&ペコ」だろうな。

骨付きカルビは2本で1,800円。かなり安いほうだし、味もいい。
でも、盛岡で一番うまい焼肉は「ペコ&ペコ」みたい。

帰って、倫忠を寝せてから、今回、多大な参加をした、雅美の二人が送別会をしてくれると言うので街へ。
理由はともあれ「雅美君の為の忠司君の送別会」は敢行された。
先日は「雅美君の為の拓ちゃん、信二の誕生会」だった訳だから。主役は雅美君。
帰りには、雅美君本人が満足して帰ってくれた。
友達思いの俺らであった。

朝一番に切符を買いにチケットショップへ行くが、300円ぐらいしか安くない。
ちぇっ!
盛岡駅で指定を取り、お土産を買いに「工藤豆腐店」へ。

ここは、盛岡でも一番最初に“よせどうふ”をはじめた店だと思う。
盛岡で当たり前のこの豆腐も、7〜8年前の関東では、まだあまり知られていない豆腐の種類だった。

“よせどうふ(大)”が450円。豆腐一丁より多い、二丁弱はある。

“油揚げ”“凍み豆腐”を買って帰る。
“凍み豆腐”は高野とうふのように、乾燥させて物ではなく。豆腐を凍らせたもの。
盛岡の氷点下の寒空の下、天日で凍らせた“凍み豆腐”は高野とうふのパサパサ感がなく、しっとりしておいしい。
味噌汁などのお吸い物や煮物に最適なのさ!

一旦、家に帰り、朝食を食べ出発。
倫忠と二人で東京行きのやまびこに乗車する。
一応、駅弁の“うに弁当”と岩手発祥の地ビール“銀河高原ビール”を買って乗りこむが、ビールは飲めても、弁当は食べれなかった。

行きよりはちょっとグズったが、思ったよりおとなしく、倫忠のお母さんの待つ東京駅まで・・・

初めての、みちのくふたり旅だった。

2000.2.2


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