パリのあとのサカイ


パリ(詳しくは海外編)から帰って来て、休むまもなく(休んでいたって?)大阪へ出張。
疲れている暇はない。がんばらなくては。

前日までの日本海側の大雪が気になり、関が原での雪で新幹線が遅れる事が予想された。
そこで、今回は飛行機
堺で打ち合わせだから、関空に飛ぼうと思ったが、時間があうのがなく、伊丹へ飛ぶ事に。

たまプラーザのホームで立ち食いそばを食べ、羽田へ。
羽田で手土産を買っていたら、隣にゼナとC.Cレモンをドン!と置く、髭をのばして、サングラスをした男性が。
俺の包装に戸惑っている店員に痺れを切らした男性は、隣の電話が終わりそうな店員に向って「コレ」っと言ったその声は!!!
三田村 邦彦だった。
隣にいるのは、高橋かおりではなく、おばはんだった。
こっちは、エコノミー、向こうはスーパーシート。
やっぱかっこよかったよ。

伊丹からなんば迄、高速バスで移動。すぐさま南海で堺へ。
打ち合わせが終わり、そのまま翌日の予行演習を見学。
終わったのが18時。5時間もいた。

ホテルにチェックインする前に、「渇鈍」へ。

“W玉子(\550)”を注文。

W玉子ってのは、カツどんの卵が2個って事なんだけどね。
最初、別々に食べて、その後ご飯に乗っけて、カツ丼に!

ここのはカツは薄いが、バランスよくてうまい。関西一だね!

ホテルでメールチェックをして、西中島へ。
クレディのコバ君と落ち合い、「橙や」へ。
ワインサラダを食べながら皆を待つ。

清水、坂本が次々と現れ、SKIをはじめくだらないことで盛り上がる。

坂本となんばで別れ、いつもの「月光仮面」へ。

今日は、“みそそば”を食べる。
けんちん汁っぽい具と、いつものチャーシューと温泉玉子。

やっぱ、ここは今のところ大阪一だね。(8.5点)

一眠りして、翌日・・・

南海なんばの「南海そば」かけそばをかけ込み、堺へ。
ロケも順調に進み、ランチへ。
ランチは「北京」って言う先生行き付けの中華料理店へ。
“やきめし”“麻婆豆腐”を注文。

結構おいしかった。
すごくって訳ではないけどね。

ロケは17時過ぎまでかかり終了。
スタッフの車でホテルへ送ってもらい一休み。

夕食を御堂筋道頓堀の「最高級和牛使用カレーハウス はり重」へ。
ここは高級和牛販売店のカレー屋。
同じ敷地に肉屋、すき焼き屋、和食屋がある。
“ビーフカツカレー(\800)”を注文。

カレーは昔ながらの小麦粉のカレー。
思ったより後から辛味が出てくる。
期待ほどの味はなく、イマイチ。
カツは大阪はそうなのか、薄くカラッと揚がっている。
ちょっと不満。

散歩して、部屋で食べるつまみとして、「焼肉のアジヨシ」カクテキを購入。

ホテルで風呂上りのビールのつまみにして、後は寝るだけ。

3日目の朝はいつもよりゆっくりすることできた。
しかし、それはこの後起きる、ドタバタの前の静けさだった。

朝ご飯を「坂町の天丼」にする。

今日は、“天丼(\550)”といつもは付けない“赤だし(\50)”をワシャワシャと食べる。
海老2本と海苔1枚。

なんか、以前より味が落ちた気もするが、まあこの値段でこの味は合格。

四ツ橋線のなんば駅から住之江公園駅へ。
途中、地下鉄に乗る前のアイスコーヒーが効いたのか、お腹が痛くなってきた。
終点の住之江公園の二つ手前の玉出辺りでピークに達し、競艇場に向うおやじも気にならなくなって、頭の中では
“降りたらすぐにホテル阪神にいこう!”
としか、考えられなくなる。
住之江公園駅で急いで、ホテル阪神に向うと、ホテル阪神は9階から上で、8階まではバスターミナルやショッピングモールになっていた。
ここまで来てもう我慢の限界!
あきらめて1階のトイレに入ると、床は水をまいた後らしくビショビショ!
バックを掛けるも、マウンテンパーカーは掛けられず。
もう時間がない!マウンテンパーカーを着たまますることに!
何とか間に合う。
昨日のキムチの影響みたいだった。
コレだけでは、ドタバタは終わらない。

タクシーで新日鉄に行き、打ち合わせ。
帰りは運転手さんが送ってくれるって言うのでお邪魔する。
堺市駅まで連れて行ってくれるずが、なぜかついたのは堺駅
堺駅は南海、堺市駅はJR。まったく違う場所にある。
多分、俺の勘違いだと思うけど・・・そう聞こえたんだ。

なんばに一度戻り、チケットショップへ。
新幹線と同じ料金で飛行機で帰れるなら飛行機の方が良いと思い、寄ってみる。
すると、JALなら当日の切符も大丈夫という事で、時刻表を見せてもらう。
すると、14:45関空発の後は18時ぐらいまでない。
今の時間が13:42
予約は取れますか?と聞くと、「予約は取れるが間に合わなかったら、当日のその後の便しか使えませんし、払い戻しも出来ません。」との事。
関空までは何分ですか?「ラピート(南海の関空特急)なら30分で着きますけど、遅れたら・・・」
ここで勝負に出る。
お願いします。と予約を取ってもらい、ダッシュで南海なんば駅に向おうとしたところ、“お土産!”と思い「りくろうおじさんのチーズケーキ」を購入。
なんばCATのJALカウンターでチェックインをお願いしたところ、「14:00のラピートですか?こちらでは出来ないので、空港でチェックインする形になります。」
「ただ、最終チェックインが搭乗15分前ですので、え〜っと、ラピートの関空到着が14:29ですから、走って頂かないと・・・こちらからも電話はしておきますが・・・」
わかりましたとばかり、切符を買ってホームへ。
その時13:55。会社に連絡しなきゃと思い公衆電話を探すと1個しかなく、その1個を使ってる。そ、それもラピートって書いたジャンバーを着た職員!!
おいおい早くしてくれよ!と思いながら待つ。2分後に何とか終わり、すぐに電話。
報告をして、今日は帰っていいとの事なので安心する。
何とか、13:59には乗車出来た。
そこから29分。本を読んで長く感じたが、その後のダッシュの事を考え、寝る。
フッっと気が付くと、音楽が流れ、もうすぐ到着の合図。
出口までさっさと行き、ドアが開くとともにダッシュ!
搭乗カウンターまで走り、前まで行くと「東京行きの方ですか?」と聞かれ息を切らしながらうなずく。
無事手続き完了して、急いで搭乗口へ。

新型のジェット機らしく、機内は新しく、椅子も座りごこちがよくなっていた。
「椎名誠のカープ島サカナ作戦」を読みながら羽田まで過ごす。

たまたま、席が出入り口の前だった事もあり、羽田で一番に出ることが出来た。
どんどん出口に進み、ふっとバスの時間を思い出す。
“確か、毎時05分にあった気がするな〜”
時計を見ると16:01!!
一応、ダッシュ!
バス停にたどり着くとやはり、たまプラーザ行きのバスが停まっていた。
回数券を取り出し、席に着いた途端「たまプラーザ行きまもなく発車します。」
とのアナウンス。
“間に合った〜。”と胸を撫で下ろす。

バタバタはしたが、大阪・なんばから川崎・梶が谷まで3時間半で来たのは過去最高の早さだった。

2000.1.24


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