みちのくふたり旅Vol.1


いつもより暖かい朝。
いつも通り、家を出て東京駅に向う。ただ、いつもと違う事が一つ。
妻と倫忠が一緒である。

今回は、地元岩手への出張である。そこで、倫忠の初里帰りを兼ねる事になったのだ。
東京駅まで大荷物とベビーカーの倫忠を引き連れ、のそのそ移動。
東京駅から盛岡行き「やまびこ9号」に乗車。
妻は仕事のため同行できないので、ここでお別れ。
倫忠との「みちのくふたり旅」のはじまりである。

新幹線の中で生後7ヶ月になる前の倫忠が、泣かず騒がずにこの2時間40分を過ごす事が出来るかが問題である。
乗車して30分もしないうちに、おとなしく抱かれていた倫忠が胸の中で眠り始めた。
まわりの席も偶然人がいなく、荷物も隣の席に置くこともでき、こちらも安心して眠ることができる。
仙台を越えた辺りで目が覚めたが、倫忠はまだ寝てる。
一関を過ぎ、水沢江刺辺りで倫忠がようやく起きて、ミルクを与える。
盛岡に着くまで騒ぐ事もなく、2時間近くも寝てくれてホントに助かった。

盛岡に着くと両親が迎えに来てくれていて、一度実家に帰り、倫忠を預けて仕事のため千厩へ。
盛岡から一関まで東北道で移動。途中、矢巾パーキングエリアで昼食をとるためによる。
ここのそばは全国のパーキングエリアの中でもトップクラス。
丁度サービスセールで、“天ぷらそば”が300円と格安。
自販機で買い、出てくるのを待つ。
呼ばれて行くと天ぷらが乗ったうどんが出てくる。う〜ん、これこれ!
んっ!!!うどん?そば、じゃないのかな?
慌てて、カウンターへ行って「そばじゃないんですか?」って聞いてみる。
「食券は天ぷらうどんですよ。」って見せられた。
!!!思い込みで買ってしまった!!
失敗した!
天ぷらはカラッとしてるがうどんはね・・・
パーキングエリアでうどん食うなら香川だよね。

盛岡から約100km先の一関へ、そこから30km先の千厩のロケ場所へ。
夕方まで練習見学しながら打ち合わせ。

千厩を出て、一関へ。一関のKAWATOKUの店長をやっている友人であり、ハンドルネームSMITHSの元であるTHE SMITHSの存在を教えてくれた、M船の職場をお邪魔する。
丁度、幼稚園の息子がおり、子供の話を参考に聞いていると
「昨日さ、夜中に枕元でボドボド音がするから、ビックリして起きたら、息子が自分の枕に向かって、ズボンを下ろしておしっこしていて、びっくりしたよ!」
との事。
もう、大笑い。
顔にされなくてよかったな〜ってウケて笑った言った。

盛岡に帰り、家で食事。
倫忠の世話の仕方を伝え、飲みに出る。

中学時代の友人出席番号16番の信二、17番の、20番の俺、21番の雅美との会合。
偶々翌日の30日が、拓と信二の誕生日って事で、誕生会を開くことになった。
拓とはいつも会ってるが、雅美は半年ぶり、信二に至っては高校卒業以来だから13・4年ぶり。

盛岡名物三大麺は「わんこそば」「冷麺」「じゃじゃ麺」ですが、帰りによったのは「龍月館」
ここは“坦々麺”がお勧めの店。
飲んだ後の辛い坦々はお腹にもいいし、体も温まる。

盛岡のおいしいラーメン屋は少ないが、ここはお勧めです。
蒸し鳥がチャーシュー代わりに入っていて、辛味を押さえる仕事をしている。
「赤坂四川飯店」「龍の子」のような本格中華麺とは違うラーメンの坦々麺。
盛岡で飲んだ後にはいかがかと思う(6.5点)

2時に帰って、寝たのが2時半。で、起きたのが6時45分。
スタッフの迎えが7時15分。
いやあ、つらい。
ついつい千厩までの道のりは眠りに入ってしまう。

9時過ぎからロケは始まり。以外に順調。
昼には千厩の「香蘭」って言う中華料理屋で“チャーハン”“餃子”ビールを飲みながら頂く。

この餃子、店の手作りらしく、意外においしい。

チャーハンもパラリと一粒一粒がしていて、びっくり。
この辺の店では合格だと思う。
まあ、なかなか行くことがないから、次、行ったらって事はないと思うけど。
千厩来たら、寄って見て。

午後も順調に進み16時には終了。
帰りは何故か昨日の三人がわざわざ120kmもドライブして迎えに来てくれた。
拓ちゃんの運転で盛岡に戻り、迎えに来てくれたお礼に食事をご馳走する。

津志田の「二幸」に立ち寄る。
ここはとんかつ屋なんだけど、店主は東京ヒルトン出身で味は確か!
“とんかつ(上)定食(\1,250)”を頂く。

良い肉を使っているのが一目でわかる分厚く決めの細かい肉質がいい。
衣もカラっと揚がっていて、熱いくらい!
肉質のよさを考えると東京のとんかつ屋だと\2,500は間違いなくする物。
高校生の頃が確か\950だったから、値上げ幅も少ない。
ボリューム、味、値段共に絶対のお勧め!でも、あまり教えたくないのも事実。

明日は休みの予定。

2000.1.30


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