午前1時半に寝て、5時半に起きるまで3時・4時と2回、倫忠に起こされた。
5:43の電車に乗り、6:05たまプラーザ発のバスに乗り換え、羽田空港へ。
「北海道地方は悪天候の為、引き返す可能性もある」とのアナウンスも流れてる。
そう、今回は北海道である。目的地は深川市。旭川の隣である。
「だったら、旭川空港へいけば?」との意見もあるが、広い千歳空港の方が悪天候でも着陸する可能性が高いと判断。
千歳空港は予想外の晴天。雪景色の照り返しが眩しい。視界100%。
千歳から道央高速道は凍結のため50km規制。80km/hで走行し深川へ向かう。
札幌の直前で吹雪始め、視界70%に。
江別付近で視界50%になり、100m先が見えなくなる。
岩見沢付近から晴れてきて、視界100%に。(そこでパシリ!)
晴れ間は長くは続かず、砂川辺りからまた吹雪はじめ、滝川に着くころには、50m先が見えないぐらいの猛吹雪。
さすがに滝川〜旭川間は通行止めになっていた。
滝川から国道12号線を北上し深川へ向かう。途中吹雪の中をパシリ!
深川のスポーツセンターに到着したのが12時。2時間半かかった事になる。
ここで泊まり込みの仕事。
給食のようなカレーライスをごちそうになり、ランチにする。
夕方まで仕事をして、今日はここに泊まることになっているので、宿直室に案内され、荷物をおく。
相手の先生も、「ちょっと疲れたからやすもう!」と言うことになり、お互い仮眠を取る事に。
zzzzzzzzzzz.........
ハッと気が付くと21時を過ぎていた!
夕食の時間もとっくに過ぎており、近くには何も無い。麓のセブンイレブンに行くにも外は猛吹雪。
諦めてこの後の懇親会に期待する。
しかし、そんなに甘いものではない。出てきたのは、まずいスーパードライと乾き物だけ。あまり飲むとまわる予感がしたので、抑え目にしておく。
続けて、スタッフの部屋で2次会。
ここでは稚内の先生が市場で仕入れたてのたらば蟹のはさみだけをもって来て振る舞ってくれた。たらば蟹は、はさみが一番おいしいのだそうだ。
それ以外に毛ガニを持って来ていて、明日の鍋に使う予定だったらしいが、特別に1杯俺にくれた。
思いもよらぬ幸運に「食事しなくてよかった〜」と思った。
先生方が今日の反省や明日の予定を話しあっている間。毛ガニに集中して、むさぼりついていた。
「いや〜、うまかった!」
この会合が終わったのが午前3時・・・
この間暖房なしで外の気温は-15度。
翌朝、9時過ぎに起きたため、やはり朝食は終わっていた。
10時頃から昼前まで打ち合わせをし、12時に出て深川市内のラーメン屋に行くことになった。
最初、「五十番」という深川で一番おいしいらしい店に行ったら、定休日であった。続けて向かった「万八」に入る。
店は昼時もあってかなりの混雑をしていた。
先生の勧めで“鉄火ラーメン(\750)”を頂くが辛みそに化学調味料が混じっていて、イマイチ。
麺も卵麺じゃなくてとても残念。(3.0点)
千歳に帰るのだが、これでは納得出来ないので、小樽の「初代」による事に決めた。
130km程度だから、普段であれば1時間半で行く、遅くても2時間で行き15時前には着く計算である。
深川ICに入ろうとすると、交通情報が・・・
「美唄〜江別東間、吹雪の為通行止め」
“ガ〜ン!”いきなり出鼻をくじかれた。
美唄ICを下りて国道12号に入ると大渋滞。ほとんど動かない。
通行止めの影響がモロにきている。これじゃあ日本一長い直線道路も意〜味ないじゃん!
江別までタラタラと進み、江別東からどさんこより速く小樽に向かう。
店の前に着いたのが16時過ぎ。
“なんか、やってそう!”
と思ったのもつかの間、良く見るとのれんが下がってる。
“17時ぐらいからやるのかな?”
とおもったら、店員の女の子が出てきて
「すみません、平日は3時までなんです。」
!!!
えっ!
「次回この割引券をお使いください。営業時間も書いてありますので。」
次回って、いつ?
放心状態のまま、お土産を買いに小樽の市場へ。
ほっけの開き2枚で\500と、なめたがれい2枚で\700を買って帰る。
あさってからのパリに行くので、その間倫忠を預かってもらうんだから当然?
一度火の付いたラーメン食べたい病は千歳に戻る途中でもおさまらず、離陸2時間前にして札幌郊外を目指していた。
しかし、2車線が1車線になる雪の状態と夕方の渋滞が重なり目的地目前で断念。
気温は-10度を越している。やっぱ寒い。
千歳空港ではまずいラーメンしかないので、小腹用に“石狩鮨(\680)”と北海道限定サッポロクラシックでつなぐ。
やはり、千歳のものはまずかった。
今回、北海道に行きながらうまいものにめぐりあえなかった寂しいたびに終わった。
2000.1.12