一瞬の淡路、滞在の京都Vol.2


前日、早起きして、遅くまで仕事した事もあり、今日はのんびり起床。
チェックアウト後、四条まで歩き、途中「ドトール」で“モーニングコーヒー”。
ブランチを採りに、木屋町の「コロナ」に行くが、定休日。
それじゃあ、うなぎとばかりに祇園の「松乃」に行くも、これまた定休日。
定休日が水から木に変わっていた。
それじゃしょうがない、軽く食べようと、「壱銭洋食」に入る。

壱銭洋食(\600) ”を頼まなくても出てくる。
ここのメニューはそれだけなのだから。
京都のお好み焼き、京風お好み焼きとでも言うのであろうか、この“壱銭洋食”ってのは変わっている。
 
広島風お好み焼きのような生地に、揚げ玉・こんにゃく・刻み紅生姜などが包まり、玉子の黄身も生で2個入っている。
これがまた美味しい。

ビールに合うのだが、さすがに飲むわけにはいかない。

四条大橋から小雨降る三条河原を横目に河原町へ。

河原町を上がり、御池まで散歩する。
さすがに“壱銭洋食”一枚だけでは、お腹が足りない。
そこで、平安神宮の西脇にある「LA VOITURE(ラ・ヴァチュール)」へタクシーを飛ばす。
ここはおじいさんとおばあさんの二人でやっている喫茶店で、おばあさんが作る“タルトタタン”は絶品モノ!

タルトタタン”とは、りんごをカラメル状に煮詰め、タルト生地を被せオーブンで焼いたタルトで、まあ、アップルパイのようなケーキ。
タルトタタン(\600)”と“コーヒー”を頂く。

オーブンで温められた暖かいタルトタタンに生クリームが掛けられ、りんごの香りがすばらしい。
 
小雨振る、京都の裏路地を眺めながら、至福の時間を過ごす。

気持ちよい時間を過ごせたので、岡崎から祇園まで傘を差し、テクテク歩く。
雨の京都は、外国人観光客が地図を広げながら、散策している姿が、修学旅行生より多く見られる。修学旅行生は、寺院より街でよく見かける。
どちらが正しい観光なんだろうね。

知恩院前にある、「一澤帆布」に立ちより、物色。
ここの店は、元々テントやシーツを作っている所だったらしいが、カバンやバックを作り始めて大ヒットしたらしい。
京都に住む前から何度か来ていたが、今では「東急ハンズ」でも一部商品が手に入るまでの店になっている。
家内の骨折見舞いも兼ねて、息子の「保育園送り迎え袋」をお土産に買う。

祇園を抜ける時、「辻利」の“抹茶ソフトクリーム”が目に入り、食べたい衝動に刈られたが、さっきケーキを食べたばかりなので我慢がまん。
でも、ここの抹茶ソフトメチャクチャ美味いんだよね〜。

伏見の藤森で打ち合わせ。
駅側にある「ダイエー」には京都在住の頃よくお世話になったものである。
打ち合わせが終わる頃には、雨が本降りとなり、折りたたみ傘では心もとなかったがそこはしょうがない。
足元やバックを少し濡らして帰る。

京都駅からの新幹線発車までの間に、駅前にある「近鉄プラッツ」でちょっとした物を買おうと、地下を歩く。
そこで見つけたのが、“冷やし中華”と“焼きビーフン”どちらも夕方のセールで格安になっていた。120円と300円。
それにビールを買って準備万端。
改札を抜けてロビーで“京都1487生ビール”を一気飲みして、ホームへ…
新幹線の中でのんびり疲れを癒しながら、さっき買った商品を並べる。


ごまダレの“冷やし中華”と“焼きビーフン”を交互に食べながら、“キリン素材厳選”を飲む。
 
 
この瞬間が一番幸せかもしれない。

来週から、また忙しくなる。

2000/6/22


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