香港食いだおれ!(その3)


香港のあったかい朝は、暢気にはじまった。
九龍に行く前に朝食。
歴山大厦(アレクサンダーハウス)」に入っている「StarBucks」で“アイスラテ”と“スターバックスラテ”の二つを購入。
部屋に戻るホテルの1階にある「マンダリン・ケーキショップ」で“チーズ・スコーン”“レーズン・スコーン”“クロワッサン”の三品を購入。

出かける前に食べる。
これが、香港最高の食事となる。
チーズ・スコーン”のサクサクした食感とチーズの香りが本当に美味い!一個HK$9とちょっと値は張るが、それだけの価値は十分にある。
 
明日の帰りにお土産に買っていこうっと。
レーズン・スコーン”も外側サクサク、中はちょっとシットリ。美味い美味い!
 
クロワッサン”も中がフンワリしていていいね〜。
 
かなり満足!

満足して「太子大厦(プリンスビル)」や「ランドマーク」で買い物チェック。
その後、地下鉄・_灣線に乗り旺角(Mong Kokウォンコ)に向う。
香港の下町のこの街は、いかにも香港らしい雰囲気をかもしだしている。
D2出口を上がりサイヨンチョイ・ストリートにある地元のデパートのようなスーパーに入る。
お土産に最適な中国茶や色んな食材を売っている。
中環で見るよりHK$100は安い!
大体のお土産類をココで済ませてしまう。
やっぱ、下町は安い!
その後とある香港料理ガイドブックを片手にその店に向う。
ガイドブックによると「最も衛生的な店」と掲げられていて、清潔さには申し分がないって書いてある。
キレイ好きのカミサンにはうってつけの店だな!っと思いながら店を探す。
店の住所地・旺角花園街123號 市政局大厦3樓12號舗にたどり着く。
どう見ても市場ビル。
一階が生鮮関係がすご〜くキレイに並んでいて、まさかココ?って感じ。
エスカレーターで店のある3階を目指す。
カミサンも「上はキレイなんだろう!!??」と心を決めていたらしく、
行く?」って聞いたら、
せっかく来たんだから」と言ってついて来た。
油で滑りそうなエスカレーターを昇って行く。
途中、さばいている鶏の頭や豚肉などが散らばっているのが見えたが、見ないフリして、昇る。
3階に着くとそこはフードコーナーになっていて、屋台のお店が建ち並び、テーブルが無造作に並んでいる。
ちょうど、市場の仕事が一段落した後のようで、結構混んでいる。
目的の店「妹記粥品(モイケイチョッパン)」(tel2789-0198)を探すが見当たらない。
ベランダの方に向うとたくさんのテーブルに多くの労働者が食事をしている。もうビックリするぐらいの人々。一斉に変な日本人が入ってきたのに気が付いたらしく、こっちを見る。
足早にベランダ側から中に戻ると、あったあった。

ちょっとこぎれいにした地元の主婦なんかも食べている。
やめる?」って確認したら、「いいよ。行くよ。」って答えてくれた。
度胸を決めてテーブルに着いて、注文する。
魚雲粥”HK$21と“肉丸粥”HK$18の二つを注文。
すぐに小皿と“油條”が出てくる。

小皿に中華醤油を入れて、待つ。“油條”はお粥に砕いて入れて食べる。
スープのクルトンのような感じ。
魚雲粥”は白身魚のお粥で、あっさりとした魚の出汁がよく効いていて、美味しい!さすがに魚と粥を別々に作るだけあって、お粥はふっくらしているし、魚の身もしっかりしている。
 
肉丸粥”は肉団子のお粥。牛肉の団子を基本的な味付けしかしていない、肉の味を重視した味付け。お粥との相性はいいが、味が薄く感じた。その分小皿に入れた醤油をレンゲの底につけて食べると丁度いい。

ただ、昨日から牛肉続きだったのでキツイ。
この店の雰囲気じゃなかったら、もう一度食べたい位。
今度、香港来たときは、男同士で食べに来たいな〜。

店からビルを逃げるように出て行く。
ここの旺角にはもう一つの目的の店があった。
旺角の駅の近くでサンヨンチョイ・ストリートに面している「好旺角(ホウオンコ)」(旺角西洋菜街146號 tel2393-9036)に入る。
ここは“ジャージャー麺”で有名な店。
じゃじゃ好きとしては外す訳にはいかない。
本場中国の“ジャージャー麺”を味わわずに、盛岡の“じゃじゃ”を語るわけにいかないからね。
当然のように俺は“炸醤麺”HK$25、カミサンが“雲呑麺”HK$25。
“炸醤麺”は肉味噌と麺、スープが別々に一皿に乗って出てくる。
 
肉味噌を麺に一気にかけて混ぜながら食べる。
肉味噌は甘辛く、ケチャップが入っているような感じもする。
麺は「九記」と同じ平麺の中華麺。
味的には今一歩足りないが、味わえたことが大きい。

店を出た後、旺角の名物とも言える通菜街(トンチョSt.)通称・女人街(ノンヤンガイ)に向う。女性用の衣類、バック、靴・アクセサリーの他。Tシャツやおもちゃ、VCDなんかも売っている露店街。
左右見て歩くのが楽しい通り。

最後まで行って、買うものを決めてちょっと戻る。
その時、カミサンが「トイレ・・・」って苦しそうな声で・・・
ちょっとなら我慢できると言うので、買おうと思ったTシャツを4枚でHK$100で購入。いい土産になる。しかし、ここでは値切らなくちゃいけないんだけど、そんなことしている暇はない。
すぐに買ってしまう。
すると、「もうおさまったから大丈夫。」だって。
いつもなんだけど、トイレに行けない!!って思うと急にお腹が痛くなるらしい。
いける状態になるとおさまるプレッシャーに弱いタイプなんだよね〜

女人街の終わりはほとんど隣町・油麻地(Yau Ma Teiヤウマアテイ)。
YMCAインターナショナルハウスでトイレと荷物整理をして、地下鉄へ。

2001/2/17


一つ前に戻る TOP 続きを見る