いかにも中央アジアといったカシュガルから、再び飛行機でウルムチへ戻りました。今度は、ウルムチの東北、天山山脈の北側にある天池という湖と、カザフ族の放牧地にある南山牧場を観光しました。天池は2000m近い標高にある山間の湖で、湖の正面に天山山脈のボゴダ峰(5445m)を臨む風光明媚な観光地ですが、生憎この日は、ウルムチでは年間に数日しか降らないという雨の日で、湖面の上には厚い雲が立ち込めていました。半袖のままでしたので、寒くて震えたのが忘れられません。翌日は、天池とは逆のウルムチの西側にある南山牧場に行きました。行く途中の草原の中ほどに、ユーラシア大陸の中心という記念碑がありました。この辺りがちょうど東のシベリア、西のフランスとの中間なのですね。南山牧場は天山山脈の麓の谷間にあり、牧場というより、パオと乗馬の観光園といった感じでした。附近の草原を乗馬で散策したあと、パオの中でくつろぎました。現地の名前は忘れましたが、羊のピラフ、ヨーグルトや馬乳酒に舌鼓を打ちました。 |