T.A.


SCENE-6


ついにその時が来た。単独で泳いでいたターポンは
餌をとるような、今までのターポンとは違った
動きをしていた。これは釣れる!と直感した。
ボートに向かって垂直に泳いで来たターポンに
フライをキャストし、2回ストリップした時、
その巨大な顎を開き、フライに襲いかかった。
次の瞬間、銀色の魚体は激しく水面を割っていた。


T.A.


SCENE-7


ターポンのファイトは、非常にタフで、対応は難しい。
先ず、ジャンプでかわされるだろう。そして硬い口ゆえ
フックポイントは数ミリしか刺さらないと聞いている。
フッキングしてもキャッチできる確率が低いのだ。
絶えずテンションを維持し続け、竿の限界近くで
ファイトし続けなければならない。


T.A.


SCENE-8


巨大な魚体が宙を舞う。何度も夢見た光景だ。
フロリダにいることを再度かみしめながら
"シルバーキング"とのファイトを楽しんだ。

T.M.


SCENE-9


ジャンプを何度かかわし、バッキングを回収して
ボートに近づいたが、ターポンはまだ余力を残している
サイズはガイド推定で60lbクラス。十分デカイ!






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