詩情豊かな大和路

Vol.1Vol.2


Vol.1

今回は大和路である。

由緒ある旅路である。何の関係があるかって?

何の関係も無い旅である。

今回はスタートから順調である。奈良に入るまでは。

打ち合わせで先生が、「明日、止めようと思って。」(おいおい、どうすんだよと思いつつ)

「いいですよ」(と心にもない事を)

「今朝から延期してもらおうと思って会社に電話してたんだよ、でも誰も出なくてね。」次の日程をき、2/28になる。

そこで、「明日、やれば何とか成るし、良い正月向かえること出来ますよ」とジャブ。

「そうだよな〜。」「延ばしても、また苦しむんだろうな。」

「そうですよ。だったら明日やってしまいますか?」とストレートを放つと。

「そうだな、やってまうか」

何とか交渉成立。

急遽、奈良宿泊をなんばに変え、大阪での忘年会に参加することにきめました。

「さあ、飲むぞ〜」

1998.12.29


Vol.2

不評なのに、待望の第二弾!

浪速での滞在で大切なのがやはり、食事である。

なんと言っても、食い道楽の街である。

忘年会が入っているにもかかわらず、まずは大阪で一番うまいかつ丼の店、ズバリ「渇鈍」へ行きかつ丼500円をたべる。ここのかつ丼は、ごはんとかつ玉が別々に来る。

そして、まずは乗せずに、かつをつまみながら食べ、かつ玉の味を味わい、箸休めにたくあんを食べる。

頃合いを見計らって、ご飯にぶっかける!

ハフハフしながら、かつ丼になったそれを、コノヤロ的に食べる。合間のたくあんやお茶を忘れずに!

「これで500円だ、文句あっか」と言われても「まったく文句などございません代官様」状態である。

そうそう、何故関西一でないかというと、神戸三宮のサンチカにあの教授が通うといわれる。ちぃっちゃなカウンターだけの店があるのです。その話はまた、別の機会に。

話は戻って、ちょっと時間があったので、散髪に行く。短くカットしてもらうはずが、日本語が通じなかったのか、脇と後ろをちょっと刈り上げただけ。言うのもめんどくさく、そのまま。「俺は調髪に来たんじゃない!関西のじじいめ!」

その後関西での忘年会に参加、さっきかつ丼を食べたので、あまり食わずひたすら飲む。なんと言っても男19人の飲み会である。その後飲み行く者、風俗に行く者、嫁が怖くて帰る者に別れる。私は翌日の撮影の為にホテルに戻ることに。

難波の駅からホテルまでは道頓掘を通らなくてはいけない訳じゃいけど通る。でも、とにかく呼び込みだらけ、うるさくてしょうがないので、携帯で話すふりして通り抜ける。

飲んだらやっぱり、ラーメン!

そこで、千日前の「月光仮面」と言う怪しい店に入る。

店の前に一人待っている。これは、期待出来そう。店内は6席のカウンターだけ、支那そばと餃子を注文。関西で支那そばはめずらしい。

マスターも腰が低く一生懸命で好感が持てる。

まず、餃子がでてくる。小ぶりで6個。片栗粉をつけて焼いてるので、パリパリ感がいい。

支那そばは、菊菜、かまぼこ、焼豚、メンマそして、何と温泉卵が入っている。麺のコシもしっかりしていて、スープもいける。これは、ひさびさにヒットである。

また来よう!

今日は予定通り天王寺に着く、電車発車まで8分あったので、今度は天王寺うどんを朝食にのんびり食べてたら、発車時刻になっていた。慌てて、飛び乗る。また、やってしまった。

撮影は順調に進むも、内容が濃く6Roll回したが、半分しか終わらず、結局2/28に残り半分を撮ることになってしまった。

スタッフに心斎橋まで乗せてもらい、おみやげも買う暇もなく、新幹線に飛び乗る。

年末の上りは空いてるらしく、原稿を書くには持って来いの情況である。

今、豊田を過ぎた。新横浜まで、寝ることにする。
1998.12.30


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