人生の空から

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Vol.1

今は新幹線の車中で鈴鹿山脈を眺めながら、ペンを走らせてマス。

雲の流れとは対象的に、景色は移り変わっていきます。

今朝余裕を持って準備、先生への手土産や朝食用のサンドイッチを手に外出すると途中で財布と切符を忘れたことに気付き、一度家に戻り出掛けました。それでも、新幹線の発車には20分程前着く計算でした。

あざみ野で地下鉄に乗り換え、まわりの乗客を見る余裕さえありました。

私は駅弁の本を読みながら、移動時の食事について考えていました。「神戸のステーキ弁当もいいな、それとも岡山のキティちゃん弁当にしようかな?」

途中、仲町台駅で停止信号で3分程停車しましたが、新横浜まではあと3駅時間も5分前には着きそう。

しかし、次の新羽でも停止、さっきまでの余裕はまったくなくなり、まわりの乗客どころか、本を読んでも落ち着かなくなり、「くっそう!せっかくの指定が・・・」新横浜の駅についたのが発車2分前、そこから新幹線のホーム迄ダッシュ、なんで、こうなるんだよと思いつつ、ホームに駆け込む、ちょうど新幹線が到着。

何とか間に合い、席についたテーブルのうえには、チャーハン弁当。

そう、実は駅弁の本を読んでるうちに無性に食べたくなり、時間が無いのに、崎陽軒で買ってしまったのである。

やはり、旅には駅弁が一番似合うのである!

そうこう、してるうちに琵琶湖のほとりまで着てしまった。

もうすぐ大阪である。

1998/12/17 12:19


Vol.2

深く耳を澄ませば、モモリカになっていた。

って事、経験ないですか?ないですね。

新大阪から久々の神戸線で神戸へ・・・。

車中、椎名誠の「中国の鳥人」を読みながら、その世界に没頭する。

神戸駅からモザイクまでは、地下街とハーバーランドを通る。平日でもカップルや買い物の主婦で賑わっている。モザイクはメリケン波止場の向かい側にあり、カップルや観光客には人気がある。

スタンプラリー目的地m.i.x2に到着。

一目散にスタンプを押す。ホットし、店内を見ると!

レジ横にモモリカが!驚いたのはその横にデータバンクまでもあるではないか!

さらに我が心を震わせたのはPostPet2001の限定SETが3種類、それも各10個はある!

あの苦労はなんだったんだ!と叫びつつ購買欲が・・・でも買えない。

さあ、時間がない、大阪のm.i.xに行かなくては。

昼飯を食わずに高速神戸駅から阪神電車直通に乗り大阪天保山へ

どれどれ、3個目のスタンプを押して、景品をgetしちゃお。

でも、なんか街が静か、自慢の観覧車も止まってる。

うむ?人が居ない、つぶれたか?

立て看板に

「16日17日は休業させていただきます。」!!

オイ、オイ!早く言ってくれよ。まあ、打ち合わせまで2時間あるから大丈夫か。

おっっと、携帯が「ハイ、佐々木です。」

「○井ですけど、ガ○バの監督がちょっと早めに来てほしいと、連絡が入った。TELして欲しい。」

ゲッ!やばい。こっからホテルまで、1時間掛かる。

「なんだよ〜!」と思いつつ、急ぐ。

時間ギリギリに着く、打ち合わせをし、東海大仰星との練習試合を見学し、仕事完了。

後は、大阪の仲間と飲むだけ・・・。

つづく。

おい!つづくのか?

1998.12.17


Vol.3

岡山から高松へ向かうマリンライナーは、のどかな田園風景を車窓に映している。

マリンライナーの名前を聞くと「船じゃねーの?」と勘違いしてしまうが、れっきとしたJRの在来線でる。岡山→高松を約1時間で結ぶ快速電車である。

特急うずしおが同じ時間掛かって、特急料金を取られるのに、快速だから普通運賃で乗れる。その上瀬戸大橋も通る。でも、この快速指定席がある。訳がわからん。

出張2日目の今日も珍道中である。

10時に奈良の大和郡山の片桐中で打ち合わせ、大和郡山といってもピンとこないあなた、法隆寺がある所といえば判るかな?

朝予定通りホテルを出、地下鉄で天王寺へ、そこで関西本線に乗るのだが、発車時間ぴったりにホームにつき、階段でドアの開いてるのを確認。

その視線の反対側でプシューとドアの閉まる音が・・・よく見ると開いていると思ったのは関西空港行き。

「あー、またやっちゃた。」次の電車まで10分、名物天王寺そばを立ち食い。

つづく。

1998.12.18


Vol.4

打ち合わせは順調に進み、先生の不安を拭い去る。その結果、予定を遥かにオーバーする2時間。「これで、M.i.xに行けなくなった。」その上撮影は、12/30になり、当初ナベに行って貰うはずだったが、先生が「あんたが来なかったらやらない。ようやくやる気になったんだから。」と嬉しい半面、休みが・・・。

昼食を「日本一おいしい親子丼」の看板がある“はづき”へ。

ここは、関西で一番おいしい親子丼を出してくれる店である。カウンター10席だけのお店で、1時半には売り切れてしまう。今日も1時半に入ると2人待ちがいて、少し待つ。俺の後にきたお客さんが断られた。最後だった。1杯\800で、生卵が真ん中に乗っかってるのがこの店の特徴である。値段と味の総合点では神田の伊勢の方が上だと思う。でも、おいしいよ。

チケットを買って新大阪へ気が付くと2時。4時から打ち合わせなのにヤバイ。また、走る!新幹線に飛び乗る。

今日は打ち合わせ後、戸越銀座に実家のある先生と飲む事になっている。高松のうどんは発狂的にうまいのでこれから何食いくのだろう?

1998/12/18 16:01 讃岐富士を眺めながら・・・


Vol.5

旅はまだまだ続く。

昨晩高松の先生と飲んだ後、ホテルにチェックイン。

すぐに街に繰り出し、「うどん、うどん」と叫びつつ、“鶴丸”という店に、釜上げは10分かかるというので、ぶっかけうどんをたのむ、茹で上がったうどんを「きゃあー、やめて!」といわれても「頭を冷やしな!」とばかり流水で、ひやひやにする。お椀にのっけ、そこに揚げ玉、きざみねぎ、おろしをのっけ、さらに冷たいつゆを「どりゃあ!」とぶっかける。もう、たまらん早くくれとその時、やさしい刻み海苔をパラパラ。

テーブルに乗せられたうどんをすする。相変わらず凄い越である。これが、さぬきうどんだな。これで\500だから文句なし。この店は麺は良かったが、つゆがいまいちである。市内では「うどん棒」が一番おいしいかな。

その後、幾多のピンクの誘惑に負けず、歩くと外に2、3人並んでる。「これは!」五右衛門と看板がある。

どれどれ、と2軒目突入。

今度はかやくうどんを注文する。この時間にこれだけ入っていたらと期待も高まる。

あつあつのかやくうどんが出てくる。つゆを飲み麺をすする。「うむ!こ、これは!」

普通のうどんだった。麺もつゆも東京の立ち食いと変わらない。高松で一番まずい店に入ったらしい。残りの麺を食うのがつらくなる。明日、フェリーで出る前に食い直しだな。

今朝、6時半に起き、7時半発の大阪行きのフェリーに乗るつもりでホテルをでた。「何故、フェリーか?」って、「そりゃあ君、スタンプのためだよ!」高松からの高速船が大阪港のm.i.xのそばにつくのさ。

しかし、一日2便しかなく、7:30と16:00だけ、それで、早起きになったわけです。タクシーで「大阪行きのフェリー乗り場へ」と伝え、走る。方向が何か違うなあーと思いながら、フェリー乗り場の標識が見え安心。着いたのが7:15分「これでうどん食って乗れる」と切符売り場へ向かう。そこには発車9:30の表示「??」おかしい。良く見ると「神戸行き」。「?!!!」辺りを見回す。トラックの運転手らしき人が数人。うどん屋もない。切符売り場にも、事務所にも人がおらず聞けない。

外に出て、一台だけボーっとしているタクシーの運ちゃんに聞く。すると、高速船の乗り場は違う港、そう自分の感じていた方向であったのである。

7:19急いでそっちに向かってもらう、船だから早めに行かないと出てしまうおそれもあった。

7:29高速船乗り場に着く走って、切符売り場に「ふっー」まだ、10人ぐらい並んでいた。

買ってすぐに乗船したが、切符売り場の横にあった立ち食いうどんの店構えが気になったのは言うまでもない。

フェリーは小豆島と神戸を経由して大阪へ、青函連絡船と違い、揺れない。新幹線ぐらい。

到着は10時なのでゆっくり寝る事にした。着くとちょうど店がOPENして、スタンプをGET出来ると計算づくさ。

睡眠不足も手伝って、ぐっすり寝れた。10:15に大阪港入港。直ぐさま天保山マーケットプレイスへ。今日は観覧車も回っている。OK.OK.人もまばらに写真を撮ってる人が多い。良く見ると全部中国人。

「あれ?ゲームセンターが暗い?」正面に行くと扉が閉まっており、OPEN11:00と冷たい表示。

味ごのみのように何かある旅である。

30分程サントリーミュージアムでコーヒーを飲みながらペンを走らす。(こう書くと作家っぽい?)

11:00のOPENと同時にスタンプを押す。これで3個スタンプがたまり、缶バッジと交換してもらう。もう一枚あったがそれは東京にしよう!

ここにもアイリスセットとデイジーセット、モモリカがあった。でもぼくらの買ったチューリップセットは売り切れらしい。神戸よりはメジャーか?

嫁への手土産としてモモストラップを買い、レジ横の限定テレホンカードの文字が目に入り、ついつい購入。「限定」の文字に弱いらしい。

後は東京へ戻るだけ。

1998.12.19


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