さて　教えられるように勉強してください　と書きましたが、　いきなりそのレベルに到達す
るのは厳しいですよね？　基本的な勉強法を知らないといけません。　ですからここではそ
この所を確認の為をかねて書きます。

社会人も　私の専門である中学・高校受験も　基本的な勉強は同じだと思います。

まずは　どのような勉強をしているのるのか　を考えてください。

私の経験から言うと　先ず教科書や参考書を読む。　これは全ての基本であり、誰もがやる
事ですね？　

ここからが差がつきます。　

多くの人が読んだら　いきなり問題に取り組む。
問題が出来なかったら、また教科書や参考書の当該箇所を見直す。
そしてそこだけ理解すれば、その所の勉強はおしまいではないですか？

これではいくら勉強しても　なかなか効率は上がりません。

 
私が前項（独自の勉強法　はじめに）で、おそらく今の若い方は個別指導塾で育ってきたか
ら本当の勉強法を知らないと書いたのも　この事が言いたかったのです。　個別指導塾で
行われている指導は正にこれなのです。問題演習が中心で出来なかった所だけを教えても
らう。ですね？

では　そのやり方で入試問題が出来るのでしょうか？　答は否です。　
現実に　神奈川県公立を目指している人は　受験生と言えどギリギリまで入試問題を意識
する事は稀です。　合格判定に大きくウエイトが置かれている内申書対策をしています。

入試問題を　後期中間試験が終わってからはじめて挑む人がほとんどではないでしょうか。

そして　その時にはじめて　通用しないと気付くのです。
結果的に合格したとしても　それは学校の成績で点数が取れていたか　推薦入試だったの
ではないでしょうか？
実際の入試問題には歯が立たなかった事と思います。

 
簡単に受験勉強と言いますが、果たしてそれが学校の成績を取るためだけの勉強なのか。
それとも本当に入試を突破する為の勉強なのかで　大きく違ってくるのです。

勉強は高校入試だけではないのです。
大学や人によっては大学院、　さらに社会に出ても勉強は続きます。

社会に出てからの勉強は　その道のプロになる為が多いのです。

プロになるわけですから　人と同じ勉強をしている時点で負けと言えるでしょう。　
どのような世界でもプロの道は大変なのです。　ですから発想を転換して行う事が不可欠
となってきます。

では　どうすれば良いか。

生物としての人間の　本来備わっている特性を生かす事。
及び
人間だけが　秀でている特性を利用する事です。


生物は　例外はあるものの
おおむね　生きる上で

「入れて」　　　・・・　食物を口等から入れ、
「消化して」　　・・・　消化器等で消化し、
「吸収して」　　・・・　小腸等で必要な栄養分を吸収し。
「出す」　　 　 ・・・　不要なものを出す。

ですね？

勉強も同じです。

ただ　違う所もあります。
「入れて」　「消化して」　「出す」　全ての工程で　「吸収する」が入ります。

また生命活動の「出す」は不要物を排出するだけですが、
勉強の「出す」は　重要な意味を持っています。

いずれにしても　勉強の大原則は

「入れて」　「消化して」　「出す」　全ての工程で「吸収する」

これを忘れないでください。

それぞれ　説明致します。


　　　　　　　　四原則　その１に続く