南京は揚子江の下流、河口よりおよそ300km西に位置した丘陵地帯にあり、気候は温暖、湿潤で、四季がはっきりしている。ただ、夏の暑さは有名で、重慶、武漢とともに中国の3大かまどとよばれる。 江蘇省(人口7400万人)の省都で、11の区と2県からなり、人口は640万人、略称を「寧」という。 南京の歴史は、郊外の湯山から出土された、数十万年前の「南京猿人」を始めとする。春秋時代の紀元前427年に、越王勾践が現在の中華門の南西地点に都を築いたのが王城史の初めであり、その後、戦国時代の紀元前333年に楚が都を築いて「金陵」とし、以降、東呉、東晋、南朝の宋、斉、梁、陳(以上を六朝)及び南唐、明、太平天国、中華民国の10の王朝と政権が都を置いた。北京、西安、洛陽と並ぶ中国4大古都の一つとされる。 |
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