保護者のみなさま
近年 大学入試英語の難化が著しく、保護者世代の入試対策では歯が立たない現実があります。国内最難関大学である東京大学の入試問題を分析すると、出題語数が過去30年間で2.4倍に増えただけでなく、
語彙も難化しています。他の難関大学でも入試英語は量・質ともに難化が進み、早稲田大学政治経済学部では、出題総語数が30年間で3倍以上に増えました。
早稲田大学商学部のように 外部検定試験利用入試では英検準1級合格以上、という条件となり
2級以下の受験者は最初から受けることもできなくなりました。
さらには、各大学の英検利用の仕方を見ますと、2級以上から 合格スコアの提出を求める大学がほとんど
です。
英検スコア 1980→100点 2120→110点 2260→120点 2304→130点 2540→140点 2630→150点満点
のような換算の仕方で 合格を決める方式が多く見受けられます。英検2級を高得点で通過するか、準1級を
取得するか、というレベルです。
また、早稲田大学文学部入試の会場では、受験生たちは定番の「単語王2202」ではなく、
「英検1級」の単語集を繰り返し復習していたとの報告を受けております。
国公立大学の一部および早慶上智・医師薬学系を目指す方々にとっての英語の目標レベルは
すでに英検1級となっている現実をご報告させていただきました。保護者様の世代よりも数倍難しいレベルを
お子様の時代は要求されているということを認識していただけましたでしょうか。
さて、人間の耳は8歳で成熟するそうです。小学生で1時間語学の勉強をする量は 中学生以上では3時間以上の習得
時間がかかると言われております。今現在、英語の授業を受けていらっしゃる生徒さんは本当にお幸せです。
また、ECCの教材は小学生の時点ですでに英検3級2次試験までを網羅しており、将来を見据えて
毎回授業をしております。英語で自分のことを伝えられる喜びだけでなく、環境問題、ICT教育、医療、宇宙についての
知識まで 英語で幅広く教養を深めておりますが、それこそが現時点におけるリベラルアーツ教育の原点と
いえるでしょう。
中学入試について
最近の中学入試では、これまで以上に英語を選択教科として採用する学校が増えました。国語・算数・理科・社会の代わりに、国語・算数・英語の
パターンを選べるというものです。中学受験に英語を採用している学校数は急増しています。
これは大学入試共通テストから「話す力」「書く力」を試す内容が導入されたためです。東京大学の入試にも
英語のスピーキングが導入される予定です。
ECC生は小さい時から自然に英語を勉強しているため、英語を選択できれば、理科・社会を勉強する負担を
軽減することができます。ただし、英語のレベルは各校によりかなり異なります。英検4級から準2級、2級まで。さらに年度により変化する学校も
あります。将来中学受験をされる可能性がある場合は、早め早めに英検対策をする必要があります。特に科目として英語を選択される場合は、ご相談ください。
高校入試について ・国際教育に力を入れているSGH・国際バカロレア
SGHは国際的に活躍できるグローバルリーダーの育成を目的として2014年度に始まりました。
SGHの指定校では、英語教育だけではなく、社会課題に対する関心や教養、コミュニケーション能力、問題解決など、
グローバルに活躍するために必要な国際的素養を幅広く身に付けるカリキュラムが用意されています。英語を使えるだけでなく
英語を使って国際舞台で活躍できるグローバル人材の育成を目指しているので、英語が得意な方のみならず、将来海外で
活躍を望む方々に大変な人気となっております。
これとは別に現在注目されているプログラムにIB(国際バカロレア)があります。国際バカロレアは1968年、チャレンジに満ちた
総合的な教育プログラムとして世界の複雑さを理解して、そのことに対処できる生徒を育成し、生徒に対し、未来へ責任ある行動を
とるための態度とスキルを身に付けさせるとともに、国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学への
ルートを目的として設置されました。現在、認定校に対する共通カリキュラムの作成や、世界共通の国際バカロレア試験、国際バカロレア
資格の授与等を実施しています。日本国内でIB資格を提供する高校はまだ数は少ないですが、少しずつ増えてきています。日本の高校卒業後、
海外の大学進学を最短で可能にするこの制度に注目する人は多く、非常に高い人気となっております。日本に居ながらにして海外の大学の入学資格
を得るために、授業時間数が多いことも特徴のひとつです。入学に際しては、最低でも
英検2級を求められるケースが多く、早くからの準備が必要となります。
保護者様からのコメント 例
※ 子供が小学1年になるとそれぞれ入学しています。一年に一度のECC児童英語検定試験では一次と二次試験があり、両方で満点を取ると、金メダルを授与され表彰されます。兄弟で競争して点を取り合うので、親は何にもしていません。中学では部活と両立させて通う予定です。
※ 親が教えることのできない英語を習わせようと小3から入会しました。教室に入った瞬間から外国の写真に目が惹きつけられ、異文化間コミュニケーションを
将来専攻することに決めてしまいました。その娘も中3で英検2級に合格し、都立高校で、今は留学に向けてがんばっています。
※ 小学校での勉強では思うように成績が上がらなかったのに、ECCを始めたら英語が大好きになり、勉強する楽しさを覚えました。そのうちに中学受験を志すようになり
英語に力を入れている学校に入学することができました。楽しい中学生活ですが、英語は英検1級までを目標に本人は励んでおります。
※ 長男は中学で入会した途端、英語がわかるようになり偏差値が上がりました。英語が好きになり、大学では野球部からESSへ変わり、ディベートで日本全国を戦い歩く
毎日です。次男は年中から入会し、小6で英検3級に合格しました。とにかく楽しんで勉強しています。
※ お友達から紹介されて遠方から通っていますが、一コマが短く感じられるほど豊富なメニューで、子供が遊ぶように文法を勉強している姿に感動しています。