保護者のみなさま
2025年大学入学共通テストから、新課程に応じた試験に改訂されます。
2022年度から新学習指導要領が導入されました。2025年1月実施の大学入試より、改訂が行われます。
出題される科目
①「英語コミュニケーションI、II」
これまでの「コミュニケーション英語」と比較し、「使える英語の習得」がより強調されている。
日常的な話題・社会的な話題を扱いながら総合的な言語学習を行う。
②「論理・表現I」
英語での発信力強化を目指す。
授業ではスピーチやプレゼンテーション、ディスカッション、ディベートなど、アウトプット型の言語活動を中心に行う。
・大学入試の現状
①大学入学共通テストのリーディング
・徐々に長文化
1989年共通一次試験 100分筆記 総単語数約2,700語
2020年センター試験 100分筆記 総単語数約4,800語
2024年大学入学共通テスト 80分リーディング 総単語数約6,300語
・複線型読解問題の増加
複数の文章や資料等を併行して読み、内容を関連付けながら問題を解く。
2020年18.8% → 2024年58.1%
②大学入学共通テストのリスニング
・発話はナチュラルスピードに近い。
・語彙難易度は難化傾向。英検Ⓡ2級~準1級レベル
・総語数の増加。2020年約900語 → 2024年約1500語
・複線型聴解問題の増加
③国公立大学2次試験・私立大学のライティングの傾向
与えられた社会的なテーマに関する自分の意見を論理的に書く問題が増加。
・東京大学(2023年) 「今から30年後、移動の手段はどうなっていると考えるか」語数制限60~80語
・北海道大学(2023年)"Considering the article you have just read, do you think that the influence
of foreign food culture on traditional dishes from your country is a good thing or a bad thing?"
語数制限70~100語
・慶応義塾大学経済学部(2024年)
”Should the Japanese government encourage companies and schools to adopt remote work practices?
Why or why not?"
語数制限なし。 目安は150語前後
④スピーキングテストの今後
・民間試験を活用した優遇制度の利用は年々増加
・英語スピーキングテスト(BST-S)
東京外国語大学とブリティッシュ・カウンシルが、日本の入試用スピーキングテストとして共同開発
中学入試について
最近の中学入試では、これまで以上に英語を選択教科として採用する学校が増えました。国語・算数・理科・社会の代わりに、国語・算数・英語の
パターンを選べるというものです。中学受験に英語を採用している学校数は急増しています。
これは大学入試共通テストから「話す力」「書く力」を試す内容が導入されたためです。
ECC生は小さい時から自然に英語を勉強しているため、英語を選択できれば、理科・社会を勉強する負担を
軽減することができます。ただし、英語のレベルは各校によりかなり異なります。英検4級から準2級、2級まで。さらに年度により変化する学校も
あります。将来中学受験をされる可能性がある場合は、早め早めに英検対策をする必要があります。特に科目として英語を選択される場合は、ご相談ください。
高校入試について ・国際教育に力を入れているSGH・国際バカロレア
SGHは国際的に活躍できるグローバルリーダーの育成を目的として2014年度に始まりました。
SGHの指定校では、英語教育だけではなく、社会課題に対する関心や教養、コミュニケーション能力、問題解決など、
グローバルに活躍するために必要な国際的素養を幅広く身に付けるカリキュラムが用意されています。英語を使えるだけでなく
英語を使って国際舞台で活躍できるグローバル人材の育成を目指しているので、英語が得意な方のみならず、将来海外で
活躍を望む方々に大変な人気となっております。
これとは別に現在注目されているプログラムにIB(国際バカロレア)があります。国際バカロレアは1968年、チャレンジに満ちた
総合的な教育プログラムとして世界の複雑さを理解して、そのことに対処できる生徒を育成し、生徒に対し、未来へ責任ある行動を
とるための態度とスキルを身に付けさせるとともに、国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学への
ルートを目的として設置されました。現在、認定校に対する共通カリキュラムの作成や、世界共通の国際バカロレア試験、国際バカロレア
資格の授与等を実施しています。日本国内でIB資格を提供する高校はまだ数は少ないですが、少しずつ増えてきています。日本の高校卒業後、
海外の大学進学を最短で可能にするこの制度に注目する人は多く、非常に高い人気となっております。日本に居ながらにして海外の大学の入学資格
を得るために、授業時間数が多いことも特徴のひとつです。入学に際しては、最低でも
英検2級を求められるケースが多く、早くからの準備が必要となります。
保護者様からのコメント 例
※ 子供が小学1年になるとそれぞれ入学しています。一年に一度のECC児童英語検定試験では一次と二次試験があり、両方で満点を取ると、金メダルを授与され表彰されます。兄弟で競争して点を取り合うので、親は何にもしていません。中学では部活と両立させて通う予定です。
※ 親が教えることのできない英語を習わせようと小3から入会しました。教室に入った瞬間から外国の写真に目が惹きつけられ、異文化間コミュニケーションを
将来専攻することに決めてしまいました。その娘も中3で英検2級に合格し、都立高校で、今は留学に向けてがんばっています。
※ 小学校での勉強では思うように成績が上がらなかったのに、ECCを始めたら英語が大好きになり、勉強する楽しさを覚えました。そのうちに中学受験を志すようになり
英語に力を入れている学校に入学することができました。楽しい中学生活ですが、英語は英検1級までを目標に本人は励んでおります。
※ 長男は中学で入会した途端、英語がわかるようになり偏差値が上がりました。英語が好きになり、大学では野球部からESSへ変わり、ディベートで日本全国を戦い歩く
毎日です。次男は年中から入会し、小6で英検3級に合格しました。とにかく楽しんで勉強しています。
※ お友達から紹介されて遠方から通っていますが、一コマが短く感じられるほど豊富なメニューで、子供が遊ぶように文法を勉強している姿に感動しています。