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痛快無比! #8のイナダ・ゲーム 木更津の「シーバス娯楽塾」の大川艇にFFオンリーということで乗船した。同行したのは、ルアーもやるがSWFFもベテランのmoccyaco石川氏。 この船は昼間のシーバスしか仕立てはやらないという変わった(?)船で、フライでもデイ・シーバスの実績があり、すでに数回乗船経験があるお馴染み(笑)だ。 この日もデイ・シーバスをやる予定だったが、シーバス・ポイントにメッキが群れているとのことで、#6タックルにポッパーフライをセット。排水口の流れを上流からクロスさせてリトリーブする戦略で攻めてみた。 結果は上々! トレバリー特有のスプラッシュをあげ、20cmオーバーのビッグアイや時たまロウニンアジのメッキがロッドを気持ちよく曲げてくれる。 ひとしきり楽しんだが、時間が経つとプレッシャーで反応が鈍くなるので、休ませるためにポイントを移動する。 シーバス狙いのつもりでサーフキャンディをロングキャストし、タイプ4ラインでカウントダウン、リトリーブするとガツン! というアタリがあった。結構な引きをいなしながら船べりまで寄せたが、フックアウト・・・ だが、シーバス特有のエラ洗いや反転がないようで、しかも引きが妙に強い。おかしい・・・今の魚は一体何だったんだろう? 同じメソッドをトレースして攻めていると、石川氏にヒット。キャッチすると正体はイナダだった!! そうこうしていると、群れが浮いてきたのか、船の周りにナブラが立った! ナブラのあたりへST(シューティング・ヘッド)を投げファーストリトリーブすると、次から次に40cmオーバーのイナダがヒットした。 イナダは、フライで狙って釣るにはポピュラーな魚ではないが、この状況だと回遊ポイントさえ把握できていれば、アンカリングして1日中狙って釣れるだろう。 STでの狙ったポイントへのプレゼンテーション、ハイピッチなリトリーブの面白さ、根元まで曲がる#8ロッド・・・この日2ケタの釣果は、SWFFの醍醐味をたっぷりと満喫できるものだった。 この年は11月までメッキも釣れ続け、木更津に通ったSWFFアングラーはかなり良い思いができたという話だが、SWFFイナダゲームも密な情報収集とタイミング次第では十分に可能だという好例だ。 ●Target:イナダ(ブリ)、メッキ(ギンガメアジ) ●2002年10月某日 8:00〜15:00 ●千葉県木更津市 ●Boat:シーバス娯楽塾 TEL090-2663-5063 ●Rod:North Land Trad X Boron The Bonefish #8(MIDNIGHT special) ●Reel:Tibor Evergrades(special color) ●Line:Shooting Head System/sinking type4 ●Tippet:クレハシーガー4号 ●Fly:イナダ=サーフキャンディ、デシーバ ●Fly:メッキ=“いまバチシー” |