飛騨高山でオカマ掘られた!Vol.3


暑い暑い朝だった。 これから起きる不運な出来事を想像するよしもなく、チェックアウトする。
岐阜駅の「ドトール」で“アイスコーヒー”と“アイスカフェラテ”を購入。
何故か今日も朝食はパン。 隣にあった「ヴィド・フランス」で“特製カレーパン”“フレンチトースト”“チョコドーナッツ”を購入。
車を大野町方面に走らせながら、パンに噛付き、アイスコーヒーを飲み干す。

大野町
のソフトボール会場で仕事をして、昼過ぎに高山に向かって走り出す。
関市のバレーボール会場が途中にあったので寄る事に決め、ガソリンスタンドで給油。
パンやジュースなどのごみが増えていたので捨てたかった。 給油のオヤジが「吸殻はいかがですか?」って聞いてきたので、 「ごみお願いします。」って出そうと思ったら、 「ごみは預かってないんです。」って言ってきやがった。
おいおい、タバコなんて吸わねえんだから、ごみ取れって感じ。 ごみを処理したかったから寄ったのに、意味ナイジャン!

関市のバレーボール会場で仕事した後、遅い昼食を採りに市内のうなぎ屋「辻屋」(関市本町 tel22-0220)に寄る。
関でも有名なうなぎ屋らしく、観光客も結構多い。 隣の席に剣道着を来た40弱のオヤジ二人がビール飲みながら、つまんでいた。
声も大きく迷惑なのに、タバコの煙がこっちに向かってやってくる。 周りの迷惑を考えない武道家って、武道やっている意味が無いのでは?
出て来た“うなぎ丼(上)”は2,100円って値段に見合っているのかどうか不安な中身。
うなぎは切り身にされていて、それを関西風で焼いているみたい。
 
その焼き方も、皮は完全に焦げていて焦げた風味。 身の端の方も焦げている。
うなぎの味は、並程度。ただ、上って言うだけあって、丼の中ほどに尻尾が隠れていた。
 
まあ、しかし、わざわざ言って食べるほどの店ではなかった。

東海北陸道の美濃I.Cから終点まで走り、そこから国道で高山へ向かう。
途中、雨が降り始め、次第に強くなってきた。 高山には16時前には入れそうなペースだった。
そこで事件が起きた!
高速道路の飛騨清見I.C建設工事現場の前で、工事信号があり、前に10数台の車が信号待ちしていた。
当然、普通どおりに、前の車と少し車間を空けて止まって「ふっ!」と息を抜いた瞬間!
ドン! ガシャン!
と大きな音と共に、自分の体が見事にしなった。
「やられた〜!」
クラクションに自然と手がいって、鳴らしていた。
車を降りると、後ろの車のヘッドライトが割れて、バンパーが上にひしゃがっていた。
俺のSAAB君は?って、見ると! ええっ!!
何で? ほとんど無傷。ビックリ!
  
後で気がついたんだけど。バンパーに傷がいくつもついていた。

高山から警察が来るまで、約40分車内で待つが、のどの渇きが激しく、近くにあった酒屋で、トイレを借り、牛乳とウーロン茶を購入。 一気に飲み干してしまった。
警察の現場検証を終えたのが6時。
川崎と所沢ナンバーがわざわざ、岐阜の高山まで行って事故起こしてやんの。 こっちはまったく悪くないんだけど、仕事の予定がちょっと狂ってしまった。
相手の人は本当に謝っていたので、いい人だと思うけど、ちょっとつらいよね。
後日、病院で鞭打ちの診断書をもらいに行かなくては・・・

高山まで事故の影響も無く、元気に走るSAAB君。 相手の車はレッカーで連れていかれたのに。 やっぱり、SAABは丈夫だよ!
高山のホテルにチェックインして、会う予定の先生に連絡したら、会議で今日は無理との事。
仕事をしなくては、来た意味がなくなるので、一か八か先日淡路でロケした神戸の先生へ連絡。
前日に負けていたので、もう帰っている可能性が高かったが、連絡してみると、まだ高山に居るらしい。 その上、宿泊ホテルが一緒。 で、すぐ近くの焼肉屋に居るからすぐに来いって誘われた。
本場飛騨牛を扱ったJA直営の焼肉店「焼肉ハウス味蔵」。 先生とasicsの人4名で焼肉を食べている所にお邪魔する形になった。
焼肉がかなり余っているので、食べてくれって頼まれて、駆けつけ2杯生ビールを頂く。
「鞭打ちも、ビール飲めば直るよ!」と豪快に笑いながら先生が言ってくれて、こっちも凄く気持ちが楽になった。
なんとなく、誰か知っている人と飲みたかったので、よかった〜。
焼肉屋の後、ホテルのレストランで地酒を飲み比べしていたら、そのまま部屋に帰れる安心感から見事にみんな酔っ払っていた。

明日は、最終日。無事帰れればいいのだが・・・

2000/8/5


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