Shiokawa Collection
塩川コレクション
2005.11.27
追加説明 2006.1.1
2005 Songbird with Carlos CP-1(Japan)
serial number : unknown
2005年製、千葉県稲毛にあるソングバードの遠藤雅美氏のクラシックギターです。それに、私の友人であるCarlos Juan のピックアップCP-1が取り付けられています。
少し小ぶりに見えますが、弦長は650mmで、バック、サイドはローズウッド、トップはスプルースです。ピックアップは、完成後、遠藤氏に頼んで取り付けてもらいました。カルロスのピックアップは、原音を忠実に再現できるすぐれたもので、エリッククラプトンやラリーコリエルもわざわざオーダーして自分のギターに取り付けています。特に、ナイロン弦のギターに良く合います。
このクラシックギターには、ビザールなギターを製作する遠藤氏の独特なデザインがたくさん盛り込まれています。なんといっても、ユニークなのは、ネックがボルトオンで取り付けられているところです。このことにより、ネックの付け根に大きなヒールがなくなり、カッタウェイでなくても、ハイポジションが弾き易くなっております。また、ブリッジにおける弦を通す穴も2個づつ空けており、テンションが合理的にかかるように工夫されています。作りも丁寧で、アグアドのように、内側にもニスが塗ってあります。センターホールは少しゆがんだオーバルで、これも遠藤さんらしいところです。とても弾き易く、音のバランスも良く、カルロスのピックアップと良くマッチしております。
最後の写真は、2006年ギターマガジン1月号の付録に紹介されているソングバードワークショップの紹介ページです。これに、このギターの写真が掲載されています。