Shiokawa Colletion
塩川コレクション
2007.11.23
彩磁葡萄花文蓋物入
Sevre, France
年代:1923
造形師:J.E.
絵付師:FB. Yap. lahalle(?)
高さ:5.5cm 最大幅:9.0cm 高台径:7.7cm 口径:8.0cm
セーブルの蓋付き物入れです。
セーブルは、1880年に新硬質磁器を開発しました。これは、1280度という低い温度での焼成が可能であり、
それとともに、中国の陶磁器を研究し、窯変釉や釉下彩の研究開発が行われました。
花とおそらく葡萄がデコ調に釉下彩で描かれています。
1925年のパリ万博でデコが一世風靡しますので、
ちょうど時期的にも合っています。
セーブルの釉下彩は1900年初頭のより、この時期の方が淡く
私としては好きです。
絵付け師のサインが書かれていますが、よく読めませんし、
セーブルは良く知らないので、誰だかわかりません。