Shiokawa Collection
塩川コレクション

2018.12.15


蛸のインク壷付トレイ


年代:1898-1910
オリジナル作家:-
型番:329
絵付番号:-
高さ:5.0cm 縦幅:17.0cm 横幅:17.0cm
絵付師:-

蛸のインク壷付トレイです。誰が制作したかわかりません。
絵付で製造番号がなく、ペインター番号も書かれていないので、初期のプロトタイプの可能性が高いです。

蛸の口からインク入れになっており、蛸の口の形をした蓋が付いております。
ただ購入したとき、すでにインク壷の蓋がありませんでした。

そこで、西浦焼研究の第一人者である多治見平正窯の高木典利さんにお願いして、作ってもらいました。
蓋がどういうものかわからなかったので、ロイヤルコペンハーゲンの1910年に作られたカタログの白黒写真を参考に渡して、
「色は白で、高木さんの思うように作ってください。」とお願いしました。

そしたら、わざわざ実物の蛸の口を見ていただいたようで、6種類もの蓋を作っていただきました。
そこで一ヶ月考えた末、3番と6番の蓋を採用して、HPにアップすることにしました。
デンマークと日本のコラボレーション作品です。
高木さん、ありがとうございました。


 左から順番に1−6番




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