Shiokawa Collection
塩川コレクション

2006.12.31 追加写真および説明


彩磁蝸牛文花瓶


年代:1898-1922年
型番:135
絵付番号:202
フォルム作家:Anold Krog(1884-1916)
高さ:16cm 最大径:8cm 高台径:5cm
蝸牛絵付けオリジナル作家:Oluf Jensen (1885-1934)
絵付師:J. Engelstoft(1897-1931)

淡いクローバの茂みの影にカタツムリが2匹描かれています。




2006年12月31日追加説明

年代:1896年3月
型番:なし(60B)
絵付番号:なし(後に202番が付けられる)
フォルム作家:Anold Krog(1884-1916)
(おそらく)高さ:18cm 最大径:8.5cm 高台径:5.5cm
絵付師:Oluf Jensen (1885-1934)

下の2枚の写真は、フィギャリン・コレクターのよしこさんからご提供いただきました。

これにより、蝸牛の絵柄は、オルフ・ヤンセンのオリジナルであることが判りました。

オルフ・ヤンセンは、アーノルドクローがロイヤルコペンハーゲンのアート・ディレクターとして
就任した1885年からロイヤルコペンハーゲンにいるベテランの絵付師です。
花の絵柄を専門に描く絵付師で、ウニカも制作しております。

この花瓶は非常にめずらしく、写真のようにPrΦvt(デンマーク語で試作品)、
ウニカと同じようにmの3(1896年3月)とオルフヤンセンのサインが書かれています。
おそらく、この作品で、オルフ・ヤンセンは蝸牛の絵柄の発色等を見て気に入り、
量産品の絵柄として採用することを決めたものと思われます。

よしこさん、貴重な写真ご提供ありがとうございました。






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