Shiokawa Collection
塩川コレクション

2022.8.8


釉下彩犬置物


年代:ca.1910

作家:錦光山宗兵衛

高さ:5.0cm 横幅:12.0cm 奥行:10.0cm

錦光山製の横たわっている犬です。ブログでは狼としましたが、HPでは、やはり犬としました。
狼の置物 - カイの家 - Bloguru

錦光山と刻印があります。京都から出てきたものです。

こちらも眠り猫同様に、京焼き特有の陶器ではなく、完全に磁器でできています。
耳が、赤紫色に塗られているところは、眠り猫と同じです。




7代錦光山宗兵衛略歴

1868〜1928

 錦光山家は江戸時代中期以来の京都粟田口を代表する陶家で、
慶長年間に京都ではじめての海外貿易に着手しました。
6代目は、薩摩焼の作風を取り入れた京薩摩を考案したのが有名です。
 7代目は、父6代目に陶技を学び京薩摩を制作していましたが、
京焼の意匠改良の必要性を感じ、国内外へ視察に赴き、
明治36年第5回国内勧業博覧会で、
アール・ヌーヴォー風の花瓶を出品しています。
明治22年 パリ万国博覧会で銀牌受賞。
明治33年 パリ万国博覧会で金牌受賞。
明治38年 リュージュ万国博覧会でグランプリ受賞。
大正5年には緑綬褒章を受賞。



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