Shiokawa Collection
塩川コレクション
2012.2.19
青華釉裏紅金魚文花瓶
年代:1890-1894
高さ:10cm 最大径:10cm 口径:6.5cm
作家:宮川香山
初代眞葛香山の青華釉裏紅金魚文花瓶です。
金魚の目を青華すなわち染付で、それ以外を釉裏紅で描いています。
網の中にいる7匹の金魚がとても表情豊かでユニークです。
おそらく、赤色および2色以上の釉下彩の研究を行っていた初期のものと思われます。
初代宮川香山略歴
1842-1916
天保13年(1842)1月18日、楽長造の四男として京都真葛ヶ原に生まれ、父から陶技を、長喜庵義亮から絵を学ぶ。
明治3年(1870)に横浜に移住し、真葛焼として、世界の万国博覧会において多く受賞する。
明治29年に三代清風与平に次いで、陶芸界では二人目の帝室技芸員に選ばれる。
明治33年(1900)のパリ万博でおいても大賞を受賞している。
大正5年、死去。享年75。