Shiokawa Collection
塩川コレクション


染付山水之図花瓶


年代:昭和1-15年(1926-1940)
高さ:25.5cm 直径:19.0cm 高台径:11.5cm 口径:11.5cm
作家:宮川香山

日本の近代陶芸を代表する釉下彩や結晶釉などで有名な真葛焼の染付花瓶です。
二代目の作品ですが、細かく山水図が描かれてとてもすばらしい作品です。
残念ながら箱はありません。



Shiokawa Collection
塩川コレクション

2005.7.18


彩磁花下魚文花瓶


年代:1895-1898
高さ:17.4cm 最大径:9.0cm 高台径:5.5cm 口径:3.0cm
作家:宮川香山

日本の近代陶芸を代表する真葛焼、釉下彩の花瓶です。
この作品はおそらく初代香山が、西洋の陶磁器を研究し、試行錯誤を繰り返しながら
釉下彩の作品を制作し始めた頃ものだと思われます。
釉薬の下ですが、全体に貫入が見られます。



Shiokawa Collection
塩川コレクション

2008.1.1


彩磁葡萄文花瓶


年代:近代
高さ:15.0cm 最大径:16.0cm 高台径:11.3cm 口径:11.0cm
作家:宮川香山

ちょっと葡萄には見えませんが、蔓と葉の感じから、やはり葡萄かなと判断しました。

陶器のように見えますが、素地から判断して、おそらく磁器だと思われます。
釉薬がとても厚く、その釉薬に陽刻し、着色しているような感じです。
押印だけなので、何代目かわかりませんが、
なかなかおもしろく、実験的に作られたものであるような感じを受けますので、
個人的には初代か2代目だと考えます。




初代宮川香山略歴

1842-1916

天保13年(1842)1月18日、楽長造の四男として京都真葛ヶ原に生まれ、父から陶技を、長喜庵義亮から絵を学ぶ。
明治3年(1870)に横浜に移住し、真葛焼として、世界の万国博覧会において多く受賞する。
明治29年に三代清風与平に次いで、陶芸界では二人目の帝室技芸員に選ばれる。
明治33年(1900)のパリ万博でおいても大賞を受賞している。
大正5年、死去。享年75。


二代宮川香山略歴

1859-1940

安政6年(1859)に初代宮川香山の長男として宮川半之助生まれる。
大正5年(1916)に初代が亡くなり、翌年大正6年(1917)に2代目を襲名する。
同年、日本美術協会主催美術展覧会の審査員を歴任する。
昭和6年、関東の陶芸家らと東陶会を結成し、板谷波山らと顧問となる。
昭和15年、死去。享年82。




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