Shiokawa Collection
塩川コレクション

2011.10.23


窯変釉花瓶


年代:明治後期〜大正
高さ:18.0cm 口径:4.0cm 最大径:13.5cm 高台径:7.5cm
作家:錦光山宗兵衛

磁質は京焼きのような陶器ではなく、すでに磁器です。
釉薬は茶に近い青磁釉だと思われますが、
全体的にところどころ釉薬が少し、別の色に発色しているきれいな花瓶です。



7代錦光山宗兵衛略歴

1868〜1928

 錦光山家は江戸時代中期以来の京都粟田口を代表する陶家で、
慶長年間に京都ではじめての海外貿易に着手しました。
6代目は、薩摩焼の作風を取り入れた京薩摩を考案したのが有名です。
 7代目は、父6代目に陶技を学び京薩摩を制作していましたが、
京焼の意匠改良の必要性を感じ、国内外へ視察に赴き、
明治36年第5回国内勧業博覧会で、
アール・ヌーヴォー風の花瓶を出品しています。
明治22年 パリ万国博覧会で銀牌受賞。
明治33年 パリ万国博覧会で金牌受賞。
明治38年 リュージュ万国博覧会でグランプリ受賞。
大正5年には緑綬褒章を受賞。


メニューへ