Shiokawa Collection
塩川コレクション

2010.9.25


窯変青磁釉花瓶


年代:明治後期

高さ:30cm 最大直径:15cm 口径:6.5cm 高台:9.5cm
2代目井上良斎の窯変青磁釉花瓶です。
角度を変えてみると、写真では見にくいと思いますが、ブルーの中にわずかですが赤色の発色が見れます。
ヨーロッパにおけるアールヌーヴォーの影響を受けて作られたものだと思われます。




二代井上良斎略歴

1854−1905

瀬戸の窯屋、川本治兵衛の長男として1854年に生まれる。
明治8年(1875)に東京浅草で開窯した初代井上良斎の養子となり、井上の姓を名乗る。
同10年、第1回内国勧業博覧会で受賞。
同33年(1900)、パリ万国博覧会の日本代表委員の一人としてフランスに渡る。
終了後、セーブル陶磁器製造所で学び帰国するが、体調を崩し、
留学成果を発揮する間もなく、1905年他界する。




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