Shiokawa Collection
1959 Hofner Commitee
with Bigsby Vibrato Tailpiece
serial number : 3102
前回に紹介したものと同じ1959年製で、色はブロンド、 シリアルナンバー3102、 ビグズビー製トレモノアーム付テールピース仕様のHofner Committeeです。Committeeの色はブロンドとブルネットの2種類ありますが、ブロンドの方が値段は高かったようです。1950年代後半はプレスリーをはじめアメリカはロカビリーブームで、カントリー&ロカビリー・ギターの名手マール・トラヴィスなどは、好んでホロボディのギターにこのビグズビー製トレモノアーム付テールピースを装着しておりました。このスタイルは、ロンドンをはじめとするヨーロッパの若いギターリストにも影響を与え、ヘフナーも時代の要求に応えて、工場生産ライン時からこのビグズビー製トレモノアーム付テールピースを装着したギターを生産しております。すなわち、このギターも1950年代後半の時代を反映しているものです。このヘフナーに付いているビグズビー製トレモノアーム付テールピースはヨーロッパ仕様のもので、ギブソン、エピフォンまたグレッチなどに装着しているアメリカ仕様と異なり数も少ないものです。ですから、ビグズビー製テールピースのファンあるいは初期ブリティッシュロックのファンにとってはレアなコレクターアイテムです。