Shiokawa Collection
塩川コレクション
2005.4.17
追加写真&説明 2005.8.19
青華草花鳥文C/S
年代:清朝
型番:なし
絵付番号:なし
カップ 高さ:3.9cm 口径:7.5cm 高台径:3.5cm
ソーサ 高さ:1.8cm 直径:11.6cm 高台径:6.5cm
清朝時代の染付カップ&ソーサです。
康熙時代(1663-1723)の終わりごろのもので1700年頃のものだそうです。
これは、もしかしたら、マイセンの麦藁菊パターンのオリジナルではないかと思い購入しました。
真ん中のソーサ中央の環の中にある菊およびその周りに4つの花が描かれているところなど、
マイセンの麦藁菊パターンを彷彿とさせます。枝が伸びる位置も左側で、これもマイセンと同じです。
また、カップ中央の環の中にある菊もマイセンと感じが似ており、その周りにある3つの花の
パターンは、それぞれ中心が円で5枚花弁、中心が点で5枚花弁、3枚の花弁の花が描かれています。
周りに3つの花を描く場合、ひとつは3枚の花弁を持つ花を描くところは、
ロイヤルコペンハーゲンの花麦藁パターンを彷彿させます。
最後の1枚の写真は、"KONGELIGHT PORCELAEN 1775-1820" ISBN 87-17-03720-4
p.28
に掲載されているソーサーで、直径13.5cm、1662-1722年 清、康熙帝時代のものとされています。
これは、完全にマイセンの花麦藁手のように4分割されており、ほぼ原型ではないかと思われます。