Shiokawa Collection
塩川コレクション

2022.6.12


彩下彩八手文花瓶


年代:20世紀前半

高さ:30.0cm 最大径:20.0.cm 口径:15.5cm 高台径:11.5p

おそらく澤田宗山の彩下彩八手文花瓶だと思われます。
浮彫になっており、くっきりとしたブルーと淡いピンクの花が印象的です。



澤田宗山略歴

1881−1963 

明治14年5月31日生まれ。本名誠一郎。
京都美術工芸学校に学び、更に東京美術学校図案科に学び明治36年卒業。
翌年、京都市の留学生として渡米、コロンビヤ大学に招かれ同美術部で講義をもちつつ日本図案研究所を設置した。
40年帰国したが再度渡米、41年帰国して沢田図案研究所を設け各会社の嘱託となっていた。
大正6年京都伏見桃山陵の西麓に陶窯を築き作陶に着手、以後、図案並びに作陶の仕事に従事。
大正10年大蔵省の依頼を受け50銭銀貨の図案を作成している。
昭和3年帝展で特選となり、5年から帝展審査員、京都美術工芸展審査員などを嘱託され作品を出品する。
10年以後は個展に重きをおき作品を発表していた。昭和38年3月8日逝去。



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