Shiokawa Collection
塩川コレクション

2021.1.31


青磁読書文大皿


年代:ca.1925-1945

高さ:5.7cm 直径:30cm 高台径:16cm

作家:眞葛香山

二代あるいは三代眞葛香山の青磁読書文大皿である。
このような人々の生活を題材にしたデザイン作品は眞葛窯では珍しい。ほとんどないだろう。
1920年代頃から、ロイヤルコペンハーゲンでも、人々の生活や仕事をテーマにしたフィギャリンなどがたくさん作られている。
おそらくプロレタリア―トの影響があると思われる。
描き方もデコしているので、おそらく、その頃のものと考えられる。




二代宮川香山略歴

1859-1940

安政6年(1859)に初代宮川香山の長男として宮川半之助生まれる。
大正5年(1916)に初代が亡くなり、翌年大正6年(1917)に2代目を襲名する。
同年、日本美術協会主催美術展覧会の審査員を歴任する。
昭和6年、関東の陶芸家らと東陶会を結成し、板谷波山らと顧問となる。
昭和15年、死去。享年82。


三代宮川香山略歴

1881−1945

明治14年(1881)に二代宮川香山の長男として宮川葛之助生まれる。
昭和15年(1940)に二代が亡くなり、三代目を襲名する。
昭和20年5月、横浜大空襲で、家族従業員とともに戦災死した。




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