武器術について
武器術については こう考えます。
① 最初に確認しておきたいと思います。
小會で 教える武器術は
相手を傷つける事を 目的としていません。
あくまでも 護身が 第一義であり、
自分自身と 自分が守るべき人々、ひいては 社会全体の秩序を守る為にあ
ります。
従って 喧嘩や 自己の欲望を満たすべく 犯罪等に使用する事は固く 禁
じます。
指導者から見て 少しでも その恐れがあると判断された場合には指導を
お断り致します。
② ある意味 「強さ」は 現状必要です。
どんなに理想をかかげても 場合によっては 暴力に蹂躙される恐れがあり
ます。
「強さ」はひけらかせるのではなく、いわれのない暴力を封じ込む手段である
と 考えます。
③ 武器術は 技であり、 先ずは比較的簡単に 身につける事が 可能である。
( 完全に習得出来るわけではありません。 完全な習得には10年・20年と
かかります )
④ 空手 や 総合格闘技は 厳しい稽古・練習を 相当時間かけないと 強く
なれないのに対し
武器術は やはり比較的容易に 強くなれる。
武器を手にし、ある程度 使い方を練習すれば、子供や高齢者でも 強くなれ
ます。
ただし 生兵法は大怪我の基 と言う言葉があるように 使用には 充分な
注意が必要です。
詳しくは 指導者に お尋ねください。
⑤ 武器は 意外と重く また 最初は扱いにくいものです。
逆に言うと
武器を練習する事によって 知らず知らずに 体が鍛えられます。
また 扱いにくいものを 一生懸命練習する事で 精神を錬磨出来ます。
心身錬磨は 当會の第一目的ですから 武器術もまた必要不可欠と考えられ
ます。
(注) 当會では 「武器組手」 を行います。
よって 単に 型だけとか 実戦ではあり得ない動きは 完全否定してい
ます。
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