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  早稲田家庭教師会             英知進学塾 家庭教師部      
 
 他塾との比較
 
 現在の塾は
 
[ 大手進学塾 ] 
 
大手進学塾は 指導に関しては なかなか
凄いです。

ただ 塾によって 特徴があるので、 事
前に調べる必要があります。
おおよそ考えられるのは

① 最初から出来る生徒を集めて鍛える。
  有名校を目指す。

  入塾テストあり。

② 生徒をクラス分けし、 上級クラスに
  進む事によって、実力UPを目指す。

  入塾テストあり。

③ 誰でも入塾出来、 その子に合わせ
  た指導をする。

  入塾テストはある場合とない場合がある。

④ 誰でも入塾出来、 勉強を教えると
  言うより 勉強の仕方や 姿勢を教える。

  入塾テストは原則ない。



以上のものの長所と短所を書いてみます。

① の パターン
  
講師としては楽です。 決められた事を
決められた方法でやればいいので。
生徒も皆 優秀ですし、 勉強もするし、
丁寧にみてあげれば 自動的に合格す
るように出来ています、

講師が楽だと感じているし、それなりに
収入があるので 生徒にも優しく接する
事が出来ます。

優秀な生徒と言うのは 手がかからない
のです。
大抵は 予習していて 授業は確認の
為に来ています。 宿題や課題も塾で
やっていく為、 今日やった所をすぐに
やるので 定着も出来ます。

実は これ 東大生が良くやっている勉
強法なのです。
ですから 優秀な子は 手がかからない
と言えます。

一番の長所は 地域のトップクラスが集
まっている事です。 当然 塾に対する
愛塾心も芽生えます。
人間は 競う事で 上昇していきます。
自尊心も高まります。 ですから はま
れば最強でしょう。
模擬試験が 定期的にあるのも モチ
ベーションの維持に役立ちます。

短所は 人を選ぶ所ですね。 最初か
ら優秀で 受験まで息切れしない子しか
生き残れません。 正しく 弱肉強食の
世界なので 一切息継ぎが出来ません。
例えば 1日授業を休むだけで 遅れて
しまう可能性があります。
この手の塾は 1回の授業が命なので、
補習されたとしても 同じ授業は出来な
いからです。

そこで それを補う為に
「衛星予備校」や「DVD塾」が出来ました
が、 こちらは上手く機能していません。
その理由は   に詳しく書いてあります。

また近年は 1校の規模がそれ程大きく
なく、 支部展開する所が多くなっていま
す。 そうなると 講師ごとの個性は逆
に邪魔になり、 本部の決めた以外の事
は出来ない事もあり得ます。 これでは
せっかく良い講師を揃えていても 宝の
持ち腐れになりかねません。

いずれにせよ優秀かつ精神的にも強い
子でないといけません。

それを持っているのなら お薦めします。
  


② の パターン

今では ほとんど見ない形態です。

ひと昔前 子供が多かった時代には 
私立中高でも ほとんど採用していま
した。
今は これに代わって 個別指導が隆盛
になっています。

長所は 入塾時の学力が低くても 努
力次第で TOP校に進める所です。
競争に慣れますので 社会に出た後も
比較的順応力があります。
講師側も 競争が激しいので 相当の
努力をします。
むしろ ①の講師より 実力者が揃って
いました。

短所は 長所のそのまま裏返しになり
ます。
競争に敗れた場合、 特に救済もなく、
そのままのクラス もしくは 下のクラ
スに安住してしまうので、 余り伸びる
事が期待出来ません。

また 競争に疲れてしまう為、 社会に
出てても 競争を伴う仕事は対応出来
ない事が多いようです。

このサイトで繰り返し申してるように 
小中時代の勉強は一生を決めかねない
のです。
勿論 特別な才能がある場合は 別
ですが、それは稀でしょう。
また 勉強が出来ても 必ずしも社会
的に成功するとは限りません。
ですが、 例えば 大学に行かないと行
けないは違うのです。

その意味で 塾選びも重要だと言えます。


③ の パターン
  
合格の実績こそ ① や ② に劣り
ますが とても良い塾だと思います。

長所は 講師・教師が優秀かつやる気が
ある所です。
① は 生徒が優秀 であるのに対し、
こちらは 教師側が優秀なのです。
大抵は 塾に任せておけば 伸ばしてく
れるのですが、 保護者側には伝わりに
くく 信用されない事が多いです。

短所は 逆に生徒側が やる気がないと
それほど成果が出にくい事と 保護者様
次第になってしまう所です。
  
この手の塾は 教える力 (教務力とい
います) は強いのですが、 宣伝や保
護者への発信力が弱い。 要は職人の
集まりのようなものです。 結果 塾へ
の定着率は低くなり、経営も成り立たな
くなるので 多くの講師も定着せず、 
他塾に移ったり 独立する事が多くなり
ます。

ですから 今ではほとんど存在しなくなり
ました。
非常に残念です。


④ の パターン

本来の 塾 はこうだったのです。
適塾 と言うものを ご存じでしょうか?
  (参考 適塾については こちら )
ここでは 教師というものは特になく、 
ただ本が並んでいるだけ。 塾生はその
本を読み, 己を高め、 互いに切磋琢磨
する事で 学問する所でした。

この指針を受け継いだのは 知っている
限りでは 「奇跡の入江塾」と呼ばれた
入江先生の塾だけです。 ( 参考
 入江塾(伸学社)についてはこちら
実は入江塾は 私が塾教師になった際、
その著書に 痛く傾倒し、 弟子入りを
志願した事があります。

しかし 先生から丁寧なお返事を頂き
「 自分はもうやめようと思う。 貴方
  は 貴方の理想と思える塾を作っ
  てください」と言われ 1985年に 
英知進学塾を作ったのです。

創立から15年位は このままでやってい
たのですが、当時は 子供や保護者様
の気質が変わると言う事に気付いていな
かった為、相当違いに戸惑いました。

でも今でも この形態がBESTであると
思います。
時代に逆行するかも知れませんが。

長所は 何と言っても 子供達が自立し
やすいと言う事です。
たくさんの勉強法を用意し そこから自
分に合ったものをさがす形を取りますの
で、身につくのです。 これは学力のみ
ならず 生きる力にもつながります。
塾が単に塾ではなく、 様々な事を教え
る場になり得ます。

ウチも 常に卒業生が 顔を出す塾で
した。 同じ塾、同じ教師でも 前期と
後期では全くものになってしまい、 他
の大きな原因はあったものの、 前期の
状態だったら今でも残っていると確信し
ています。

短所は 教師の性格や考え方で 全く
成立しない、 つまり出来る教師が少な
い事です。
ですから 多くの生徒を受け入れる事が
出来ませんし、 支部展開等も出来ま
せん。
FCなど 絶対に出来るはずがありませ
ん。

今 はやりの個別指導FC塾とは 真逆
なのです。

良くも悪くも 古き良き時代の塾と言え
るでしょう。


以上の4つのパターンに分けて 書かせ
て頂きました。
いずれも 良い部分は多いのですが、
時代から取り残された感は否めません。

ただ どんなに時代が変わっても 教育
は人が人を教える事に変わりはないと言
う事だけは忘れないでください。