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  早稲田家庭教師会
      英知進学塾 家庭教師部                  
 
【個別指導】
 

TV CM を盛んにいる塾が多く
なっています。
果たしてその費用はどこから出て
いるのでしょうか?

長い経験から言わせて貰うと塾は
まともにやっている限り、それほど
利益が出るものではないのです。

この度、家庭教師部を始めるに至っ
て、私としては高い設定にしました.
勿論全てひっくるめての費用です。
時間がある限り対応します。
しかし それでも全部埋まったとし
て月額25万にも至りません。
とても拡大していく余裕はありませ
ん。

しかしTV CMを行える塾は

・ TOPは経営者であり、教育者
ではない。

・ フランチャイズであり、現場の
教室長は利益が上がらないと大変
な圧力を受ける。

・ 従って利益を上げる教師長や指
導者を重視し、きちんと教えようと
する指導者は必要ない。
むしろ冷遇する為。せっかく良い先
生がいても 程なく姿を消す。

・ 試験前に時間を増やすのは当
然であり、 ましてや受験前に時間
を惜しむ事は塾としてあり得ない。
結局売り上げをのばす為であり、結
果 普段の指導では
「教え過ぎるな」となり、
その理由は 「試験前・受験前に割
り増し授業を受けなくなる。 そうす
ると利益が上がらなくなる」 とおよ
そ塾とは思えない指示が横行してい
る。

英知進学塾時代もいわばサービス指
導ばかりしていて、周りからは少しで
も費用を取った方が良いと言われた
が、そうすると生徒に小遣い稼ぎに
やっていると思われ、本当の意味で
の『やる気』にならない。

塾長がどれだけ本気かを見せる事に
よって真の やる気 を引き出せると
思われる。

ただ現代の子供は 基礎学力不足・勉
強習慣の無さ・勉強する事の意義を知
らない・身についてない等の原因から勘
違いしているのが実情だと思います。

・ ご存じの通り 個別の指導者は大半
が大学生です。

それを塾側は 年齢が近くて 感性が
近くて良いと主張していますが、それは
おかしいと思います。

第一に 例えば公立の学校でも  大
学出たての教師は嫌がれるでしょう。 
ましてや 中3の担任には通常なり得ま
せん。 私立では 新卒の場合は 何
年か研修があり授業をもてません。

要は 教師には経験が必要なのです。 
塾教師は ある意味 学校の教師よりレ
ベルが高くなければいけないはずです。
決まりきった授業では 仕事にならない
からです。。 

更に 塾は塾生に対して 多大な責任を
負っています。
塾に求めるのは 様々ですが、 いずれ
もお金を取って 効果が出るようにしなけ
ればいけないはずです。

それなのに 何故 個別指導塾だけは大
学生が主流となって教えいるのでしょう
か?

大学生の方が 受験勉強を経験したから
教えられるとでも? 自分でやるのと 人
に教える事は 別物です。
第一 入試は8割出来れば合格するのに
対し 塾教師は100%出来なければいけ
ないのです。
  
また教える事を職業としている教員でさえ
教える教科は1~2つ、 小学生と中学生で
は免許も別です。 それを塾の教師は 教
科も 小中学生の区別もありません。

そもそも男女ともスーツ着用しているのは
大学生として見られる事を隠す意味がある
のではないでしょうか。 単なる身だしな
みとは考えにくいのです。 
そして 大学生の場合 通常しっかり教師
をやれるのは 就活までなので 経験は
わずか3年です。 教員を目指す学生は稀
です。 むしろ 3年までの我慢しているケ
ースも 少なくありません。
   
第二に 個別でバイトする大学生の質が
変わってきています。
昔から 塾講師や家庭教師は 大学生の
良いバイトでしたが、 それになる為には
相当な験があり、 研修を経て、やっと教
壇に立てるものでした。 更に 資質がな
ければ続かず、 努力も怠る事は出来ま
せんでした。
しかし 現在は違うようです。 実は個別
の時給は 普通のバイトと変わらないの
です。 決して高くはありません。

ここに 個別が勢力を増した秘密があり
ます。
授業料が 1時間に およそ1500円。 
通常3人見ますから 4500円。 
講師の時給が1100円位ですから 差額
が 3400円。  
つまり 1ブースにつき 1時間3400円
が自動的に塾に入ってきます。 ですか
ら多くやればやるほど 利益が出るので
す。 FCのオーナーがどんどん拡大再
生産したがるわけです。
大学生のバイト教師に罪があるとは言い
ません。 しかしていの良いバイトとして
先生になっている人も多いと 知ってく
ださい。

保護者様にとって 大事なご子息を 
預けられますか?

第三に その主流である大学生のレベ
ルが全体的に低くなっている。
現在 保護者様の年齢は 30代から
40代だと思います。 ですから余りピ
ンと来ないかも知れませんが、 大学生
になる確率は2人に1人以上です。
私の時代は20~25%。 つまり4~5人
に1人と言われていました。 また大学に
行けるかどうかは どこの高校に入学し
たかで 90%決定している、 有名私立
中に行っている子は 100%近くが有名
大学に合格するとも言われていました。

今は普通の子でも大学生になれる事にな
ります。 更に近年は 推薦入学やAO
入試も多くなりました。
勿論 競争が全て良いとは言いません。
しかし 勉強は必要です。 ですが 自
分自身がそれほど苦労していないので
教え子にも勉強の大切さを伝えない図式
となります。
これが 社会を経験した人間ならどうで
しょう。 結局 勉強するのが一番良い
と言うはずです。 
ただ個別の社会人教師は別ですが・・・。

・ 個別の目的は成績UP。 中高の受
験には対応していません。
学校の勉強と受験勉強は別物です。

例えば 高校受験。 有名進学塾の多
くは 中2終了時には 中学校の内容は
全部終えてしまいます。 最後の1年は
受験勉強に専念する為です。

中学受験はもっと厳しく 小5からでは
少し遅いと言われています。

その中にあって 個別の目的は学校の
勉強に終始しています。
  
しかし 神奈川の公立高校に進学したい
場合は 特殊検査実施校 (ほとんどが
横浜翠嵐や湘南等の 学力向上進学重
点校・エントリー校です) 以外は
内申・学力検査・面接・特殊検査 の割
合が 4:4:2:1 なので
学校の成績(内申)が取れていると 落
ちる事は少ないのです。 そこで 内
申対策中心となります。

・ 受験に対しては ほとんど相談でき
ない。
前述の通り 一般的な高校を志望する
には 特に難しい事はありません。
面接を心配する子が多くいますが、 ま
ず問題ありません。  確かに内申や学
力検査の半分の割合がありますが、 
差がつく事は ほとんどないのです。 
公立の場合 その性質から よほどの
理由がない限り 留年したり 退学させ
たりする事が出来ないので その恐れが
ある時には 減点されます。

ただ 国立大の附属校 や 一定レベ
ル以上の私立校、 公立でも特殊検査
実施校には 対応していない場合が多
いのです。

繰り返しになりますが、国立の附属校、
私立の中上位校は 入試レベルが高過
ぎて受験させた経験が少ないので 十
分な相談が出来ません。
また特殊検査実施校は 計算が複雑に
なる為、 やはり経験が少なく 相談が
難しいのです。

・ 複雑化した 神奈川公立校の受験実
体に対応していない。
はっきりと言わせてもらいます。
個別指導塾を選ぶ保護者・生徒さんは 
余り勉強が好きではなく、成績がかんば
しくない為、てっとり早く学校の成績をあ
げたい。

あるいは 基礎学力不足で 全く学校
の授業にも ついていけない子が多く通
っています。

しかし まず成績不振者にかんしては
単に学年を下げた教材をやらせるだけ
なので 入塾当初は 「良く分かる」と
好評なのですが、いつまで経っても追い
つかないのでやがて退塾するはめにな
ります。 成績不振者は原因が多岐にわ
たる為、少々の指導では何も変わらない
のです。
  
実は最も指導が難しいのは このタイプ
の子で それこそプロ教師でないと 
どう扱ったらいいかさえ分からないので
す。 学力だけでなく、勉強に対する考
え方・姿勢・勉強の大切さとその価値・
やる気の維持と継続の仕方・学習習慣を
確立する 等々やらなければならない事
がたくさんあります。

私も一番苦労します。
出来たら 「 救済塾 」をお勧めします。

学校の成績をあげたい方には これも入
塾当初は好評です。 何故なら学校の
進度に合わせている為 学校の授業が
分かるようになるからです。
  
そもそも 成績を 
2 → 3、 3 → 4 にするのは
簡単です。
1教科を1上げるのですから 9教科で 
9上がる。 それも珍しくありません。

かつての 「英知進学塾」では 学校に
合わせていなくても 内申が10上がる
塾生が大半でした。
定期テストの2週間前には 全ての授業
を一旦休みにして 試験勉強に専念さ
せ、提出物等は 完璧にさせたからです。
その為 例えば ある学校で美術の木
工製作が提出物として出された場合、 
その学校の生徒は 全員 塾でやります。
1つの教室が 木屑で埋もれる状態でした。
完璧にやるのが当り前でしたので、私が1
つ1つチェックし、時には手助けする事も
少なくありませんでした。

自分の塾だったので出来たのであり、 
その結果 自然と成績も上がり、塾生も
信頼してくれるので その後 難関校を
目指すとなった場合でも 合格するだ
けの努力をしてくれ 高い合格率となっ
たのです。

しかし 残念ながら個別指導塾の多くは
そうではありません。
トップレベルの公立には行けないのが 
現状のようです。
具体例をあげますと 
2020年入試で 
横浜翠嵐高校は 内申 2 に対して 
学力検査が 4 の割合です。
川和高校は   内申 4 に対して 
学力検査が 4 の割合となっています。
そうすると
分かりやすく 内申が 1 足りない場合、
 横浜翠嵐では 12点。
 それに対し
 川和高校では 37点  学力検査で
 必要となります。
この所が 分かっていない。

経験で申しますと
以前 勤めていた個別指導塾で、 私
は横浜市と大和市の教室を兼任してい
ました。
両校とも1名ずつ成績優秀者がおり 二
人とも地域TOP校を志望していました
が、いずれも内申が少し足りませんでし
た。 大和校の教室長は 私を信用して
くれていましたので その子が合格可能
かどうか教えてくれと言われました。 
そこで充分可能であると伝えました。 
そしてその子も信用してくれ、言った事
は全てこなしてくれました。

しかし横浜市の方は 教室長が私を受験
生から外し、相談もされませんでした。 
受験前2カ月位に初めて相談されたので、
力を見たところ 学校の試験レベルしか
出来ていなかったので 「ちょっと間に
合わそうにありません」と言いました。 
時期が時期でしたし、その子も私を毛嫌
いしていて言う事を聞いてくれなかったか
らです。
違いは単純です。 教室長の性格・考え
方の違いでした。 生徒のせいではあり
ません。 両者とも大卒でしたが、通常
塾教師になれる大学ではない。 前職は
パチンコ屋の店長でした。 しかし大和
の教室長は勉強していて、自分が教えら
れない生徒は他に回すと言う形を取って
いました。 ですから良い教師も何人か
いました。(ただし 他の教室では必要
ないとされてた者ばかりです) それに
対し横浜の教室長は社長と同じ考えで
した。 売り上げを上げる事が第一目的
であり、指導も学校の補習から一歩も出
ないやり方でした。

繰り返しますが この社長と言うのはFC
のオーナーで、生徒がどうなろうと全く
関心のない人でした。
その証拠に 儲からないと簡単に身売り
してしまいました。

でも保護者様は知りません。
生徒も受験した事がないのです。 
素人なのです。 
ですから塾のやっている事を信じます。

問題はここにあります。
実際には、入試試験問題は 教科書から
は出ません。 特に英語はまるで役に立
たないのです。 逆に言うと 教科書か
ら出ると問題になります。 市や区、場
合によっては学校で違うので 不公平に
なるからです。
  
その中にあって 学校の勉強しか塾がし
ないとしたら 当然 入試では点数は取
れません。 内申が5教科オール5の子
であっても それだけだけだったら50
~60%しか取れないでしょう。 
そこで部活引退後 約3か月で必死にな
って準備する。 正直頑張れる子は少な
いです。 
大抵は志望校を落とすのです。

その場合 今更 塾をやめる事は稀です
から それで良いと思う塾には利益に影
響しません。

私はその所をはっきり言っています。 
ですから 通常授業と定期テスト前の指
導の二本立てなのです。

公立第一志望は勿論、国立・有名私立校
志望者は 早くから準備しておく必要が
絶対に必要だからです

果たして結果は.....。
ご察知の通り、大和の子は合格し、横浜
の子は不合格でした。
分かり切っている事なのに。 その知識
のなさに驚くと共に 子供が気の毒でた
まりませんでした。

塾にとって 単なる1人の生徒でしょう
が、その子と家族にとっては 一生の
問題なのです。


よって 個別指導塾は その組織にも
よりますが 利益目的の悪徳塾が多い
と言わざるを得ません。

充分に 留意してください。