皆さんは勉強というと どのような方
法を思い出すでしょうか?
今まで どうやって勉強してきたでし
ょう?
おそらく教科書や参考書を読んで、問
題集をやる。 間違えた問題は繰り返
す。ではありませんでしたか?
少し方法を知っている方なら ノート
にまとめて が入るでしょうか?
また 過去問をやって、傾向の近い問
題集をやる。 も入るのではないでし
ょうか?
実はこれは余り効果の上がらない勉強
法なのです。
間違っているとはいいませんが、ごく
一般的な勉強法です。 非常に時間が
かかって、結局は勉強量が決め手とな
ります。
また試験の為だけの勉強法ですから、
実務になると また1からやり直しに
なります。
勉強は基礎力が大事だと誰でも知って
いますよね?
ですが なにが基礎力なのか良く分か
らないはずです。
実際に私も何となく目の前にあるもの
を勉強して 何となく試験に臨んでい
ました。
そうすると偏差値で言うと60程度で止
まるのですね。 志望校試験では合格
点ギリギリなのです。 受かってもお
かしくはないが 落ちてもおかしくな
いと言う力しか付かないのです。
これには悩みました。
ありとあらゆる勉強法を試しました。
元々勉強そのものよりも勉強法を研究
する事の方に興味があったからです。
しかしいずれも決定的にはなりません
でした。
転機は突如やってきました。
私が高校2年の時、全く勉強らしいこ
とをしない弟に業を煮やし、勉強を教
えていたのが近所の評判となり
「ウチの子も教えてくれ」と言う話が
きたのです。段々と人が集まってきて
いつの間にか家塾が出来ました。
いずれも勉強嫌いで、当然成績も振る
わない子達でした。
その子達を教えていて 直感したのは
今までの勉強法では絶対に追いつかな
いでした。
同時に私自身が全く基礎力がついてい
ない事に気がついたのです。なんとな
く丸暗記で済ませてきたものは人に教
えられません。
塾にも行っていましたが (大小進学
塾・中小学習塾・英語塾・家庭教師
等々)いずれも私には合いませんでし
た。
と言うより とにかくヤンチャで生意
気だったので、合うわけがありません
ね。
ただ納得出来る事を提供してもらえな
かったのも事実です。
当時から問題解説だけの授業には疑問
を持っていました。
ですから今度はどうやって教えるかを
研究しました。徹底的に基礎からやり
直し、教える為に工夫をこらしたので
す。
すると 今までどんなに勉強しても伸
び悩んでいた自分の成績がどんどん伸
びたのです。 不思議でした。
別に大学受験の為の勉強をしていたわ
けではないのです。 中1や中2にど
のように教えようかを考え、実行して
いたに過ぎません。
ただ、今まで何となくやっていたり、
丸暗記してきた所を理路整然と説明で
きるようにはなっていました。
のちに塾を職業とし、多くの教師を雇
いましたが、いずれも任せる事は出来
ませんでした。 東大をはじめ名だた
る大学の現役であったり、卒業生でし
たが、いずれもウチの塾の講師として
は落第でした。
使えたのは ウチの塾の卒業生達でし
た。
根本的なものの考え方が違っていたか
らです。
現在 皆さんは 多くが個別指導塾に
行っていると思います。 そこで身に
着けた勉強法は間違いであると断言致
します。
正しくは 単に理解するのではなく、
あなたが後輩や部下に教えるとすれば
どうするか? を考える事です。
「覚えた」 まではいいですが、それ
を伝える にはどうすればいいか を
研究してください。
実際に ウチの塾では 生徒が他の生
徒を教えています。
中学受験を勝ち抜いた子は これから
受験をする子を指導します。
中3は実力に応じて中1や中2を。 時に
は同学年の子を指導しているのです。
こうすれば 自然とあなたの実力は飛
躍的に伸びます。
発想の転換ですが、これは学生にとっ
て必要不可欠な能力ではないでしょう
か。
基礎力が強固でなければ 応用力はつ
きません。
その上に実践力がはじめて芽生え始め
るのです。
良く自分は応用力がないと言う子がい
ます。 しかしその大半は基礎が出来
ていないのです。
ましてや実践力となると・・・。
更に社会に出た時に この勉強法をし
てきた人とそうでない人は全く違うと
実感します。
東大生は良く勉強は出来ますよね?
でも東大に受かった途端 こう言われるのだそうです。
「合格おめでとう。しかし今までやってきた勉強はほとんど役には立たないよ。
役に立つ勉強をするキップを得ただけだ。 これからの4年間で役に立つ事を
探してください」
まさにその通りなのです。
合格する為に成績を上げればいいと言う考え方は捨ててください。
実力をつけるのです。
その為には 人に教えられるようにする方法が一番有効だと思われます。
学生でも社会人でも根っこは同じです。
この方法はどんな場合でも使えます。
頑張ってください。
頑張るのが否定される昨今ですが、大成する人は絶対に頑張っています。
これを読んで下さっているあなたは 世の風潮に惑わされず 頑張れる方だと信じ
ています。
私も些少ながらいつでも力を貸します。
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