英知進学塾 独自の勉強法 四原則 その3

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 勉強法
四原則 その3

「吸収する」」
     
   

ただ「覚える」能力には個人差がありますので、タイプ別に説明します。

 

人間には五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)というものがありますね? この内勉強に利用できるのは視覚、聴覚、触覚です。

 

視覚は目で見る事全て。 参考書や資料、問題集等を 読む事 が代表格です。 ノートを見返すのもそうです。 最も勉強に使う感覚であり、ほとんどの方はこれだけで勉強を終えているかも知れません。 でも それでは勿体ない。 せっかく人間に与えられた能力です。フル活用する方法をお教えします。

 

その1つが聴覚を利用する方法です。

聴覚は声を出して読む事はよく知られています。 小学校低学年の頃は音読しましたよね? それ以前は読み聞かせしてもらったはずです。 今でも読み聞かせは幼児教育には欠かせないものとして盛んに行われています。 でも不思議な事に年齢が上がるにつれ やらなくなる。 これもまた勿体ない。 そこで私のお勧めなのが

覚えたい所を自分で録音して、繰り返し聞く方法です。 「読む」と「聞く」の両方が出来るのです。

 

その際 後で聞く自分に教え込むようにする事が大切です。 ここは徹底的にこだわってください。 

単に参考書や誰か別の人が書いたものをそのまま読むだけでは駄目です。 必ず自分の言葉を用い、分かりやすく簡潔かつ的確にまとめる事に集中してください。 習う側の気持ちになると良く分かります。 ダラダラと書いてある事を読まれたら こんなに退屈な授業はないはずです。 書いてあるよ と思いますよね。 

私は授業をする際に 先ず「頭括型」にします。最初に今日教える内容のまとめを伝えるのです。 そこから前にもどり、どう言う筋道で最初のまとめに達するのかを順番に教えていくのです。

例えば「不定詞」を教えるとします。 

最初に 「不定詞とは 本来述語にしかならない動詞を 他の品詞として使う時に用いるもの」と言います。 これだけでは何の事かさっぱり分かりませんよね。

でも決してto + 動詞の原型 とは言わないのです。

そして

「私は泳ぐ事が好きだ」 

大半の教師は この文で「~する事」と言うのが不定詞名詞的用法なんだ と教えます。 「~する事」と訳すのが不定詞なのだと思い込ませてしまうのです。これはいけません。 ですから 「~したい」を「want to ~」と熟語のように教えざるを得ない結果となるのです。

私の教え方はこうです。

「動詞ってどういう働きがあるんだっけ?」

(勿論動詞等の品詞が分かっている生徒にです。 分かっていない子にはそこを説明します。 要は何かある度に基本に立ち返るのです)

正答は 当然「述語になる」です。 

「しかし この文では動詞が動詞でない働きをしてるよ」

「この文の主語は 私は 述語は 好きだ だよね? では 泳ぐ事が は何に当たる?」

目的語」と言う答が返ってきます。

「そう。目的語だ。 でも今まで学んできた目的語は何がなるんだっけ?」

名詞(代名詞)

「その通り。 だけど 泳ぐ は動詞だ。 このように本来述語にしかならない動詞を他の品詞の役目に使いたい時に 不定詞というものが登場する。 この場合は名詞の役目をしているから 不定詞名詞的用法と言うんだ」 

このように誰でも出来る事ではなく、独自の切り口をする事が肝心です。

(    部分は聞いている時のあなたが答える部分です。 聞くだけではなく答える事も同時にやってしまいましょう)

 

あとはリズムに気をつけ、抑揚も大切です。 私は落語や講談をお手本にしました。 自然と内容が頭に湧いてくる話し方を工夫してください。

 

すると以前のコラムで書いたように 「人に教えられるようにする」が実践できるので定着率が格段に上がります。 自分一人が先生にも生徒にもなると言う方法ですね。

 

以上が「聴覚」を利用した方法です。 私の塾で実際にやっていたものなので効果がある事は受けあいます。

 

更に SEを目指す方の為に つっこんだ方法を考えました。

You Tube を利用するのです。 You Tube初期の頃、私も生徒の為に動画をUPしていましたが(すぐにアカウントを乗っ取られ ひどい目にあったので今はやっていません) 短時間で要領良く説明する為、かなり好評でした。 授業だけでは理解しきれなかった所を確認できるので良いと言われていました。

今はセキュリティも格段に上がっているようですし、スマホで気軽に作れるから良いのではないでしょうか。

それで利益を上げようというのではありませんが、見られると言う事は良く出来ている事ですので それもありかも知れません。

 

いずれも聞く人・見る人(実際には自分ですね)が理解出来る事を意識する。 そうすると自然と実力が上がる仕組みです。

 

是非 お試しください。

 

次回は 「吸収する」の最後の項目「触覚」利用と 「出す」について書かせてもらう予定です。

 

頑張ってください。