牛肉を市販価格よりも高く税金により買いとって処理しているところへ市場に出すべき豪州産牛肉を流して利潤を得ようとした。

あまりにも、分りやすい犯罪ですね。

全国民が怒っています。

雪印のやったことは許せません。


では、ここで少し視点を変えてみましょう。

豪州の牛肉が売れないので、犯罪に走ったわけです。

なぜ売れないのか?

国民がまだ、牛肉に対して不安をいだいているからです。

なぜ不安をいだくのか?

全数検査以前の牛が出まわっているのではないか?
という疑念があるからではないですか?

昨年の10月以前に解体された国産牛を対象にして、市場価格より高く国が買い取り処分している。

ということがもっと全面にPRされるべきではなかったのではないでしょうか?
もっと国による処分が徹底されていることが知らされていたら国民の牛肉ばなれも、もっと解消されつつあったのではないでしょうか?

農林水産大臣は、雪印のことを遺憾に言っていましたが、僕は国にも今回の犯罪に対する責任は多少なりともあり、だと考えます。

ひょっとしたら、今回の事件で、結果的に国の買取・処分に関する情報が日本全国にこれまで以上に理解され牛肉ばなれが落ち着く方向にはならないでしょうかね。

それはそれで雪印にとっては悲劇ですね。

雪印・・・・まるで、何かにとりつかれているかのようです。