2003/09/23(晴)
時間
05:40世田谷出発
09:30黒磯市
10:30二本松市
11:30宮城県入り
12:30仙台市
15:30北上市
16:30花巻市

走行距離
出発時6.2km
二本松市で給油281.8km

食事
栃木県氏家町川岸のすき家でキムチとん汁セット
寒かったので唐辛子をたくさん入れた。
宮城県富谷町のラーメン屋でタンタンメン
腹が減ったので、たまたま発見したラーメン屋に寄ってみた。
この店はタンタンメンが売りらしく、自分もそれを注文。
出てきたタンタンメンはあまり辛くなくコクがあってうまかった。
(客も多く有名店かと思いあとで調べてみた http://www.sendairamen.com/togenka.html)
なし
サウナ店に入る前に食べ物を買っていこうと思ったが忘れてしまった。
サウナ店の中の食べ物は値段が高くて買う気がしない。

宿
花巻駅前のサウナ店(ホワイトウルフ)\3200(個室)

(^^)
世田谷を出発。環状7号を走り足立区で国道4号に入る。朝は結構寒く持って行った着替えで大丈夫か不安になる。しかも案内板に「福島まで196km」と出ており、先が思いやられた。
なぜなら福島は本日の行程の約半分だからだ。
が、9:00頃からだんだん気温も上がり交通量も少なく快適なライディングが楽しめる。スピードはだいたい80kmで巡航でき一関市だった予定を延ばして北上市を本日の目的地とする。
道のコンディションは良く、市街地の近くにはバイパスが存在し高速道路と遜色ないと感じた。さすがは日本の大動脈国道4号だ。

北上市に付いた頃はまだ時間も早く、もう一歩足を伸ばして花巻市まで行くことにした。
北上市と花巻市は近く、花巻市に到着してもまだ時間が早かったので、場所の確認がてら宮沢賢治記念館に行ってみた。
しかし記念館は16:30で閉館になり、16:20ごろ到着した自分はその日に入館することはあきらめて明日また来ることにした。
駐車場には自分と同じように長距離ツーリングをしているであろう、荷物を満載したバイクが2台いた。ナンバーを見ると長崎から来たようだ。一日でここまできたのだろうか?まさかね。

記念館を後にして花巻市街に向かって走っているとイギリス海岸の案内板が出ていたので行ってみることにした。
イギリス海岸は宮沢賢治が名づけたドーバー海峡風の地層が見れる川べりで、2つの川の合流地点に存在する。
しかし水量が少なくならないとその地層は見ることが出来ないようで、残念ながら自分の行った日もまったく見えなかった。
ふと気づくと夕陽がきれいで周りに人もおらず、川音が心を穏やかにしてくれホッとした気分をしばらく楽しんだ。
花巻駅前のカプセルホテルはすぐに見つかった。このようなサウナ店に入るのは初めてで多少戸惑ったが
後にも引けず入ることにした。

北上市のコンビニで一休み

2003/09/24(晴)
時間
08:00花巻出発
08:30宮沢賢治記念館
09:30記念館出発
盛岡市
田子町
十和田湖
奥入瀬渓流
14:30酸ヶ湯温泉
八甲田(遭難者像)
青森市

走行距離
柴波町で給油313.7km

食事
岩手県花巻駅でワカメソバ
朝ちょっと花巻駅に寄ってみた。
駅に立ち食いソバの店があったので、ワカメソバを注文。
うまくなかった。
青森県田子町でコンビニ弁当・ネギ焼きと焼きソバのセット。
店に入ろうにもあたりには見当たらず、先は林道のようだったのでコンビニに飛び込んだ。
まずくて腹が立ってきた。
青森県青森駅近くのマック
カプセルホテルにチェックインしてから、青森市外へ散策に出た。
ビールが飲みたくてコンビニに寄り購入。
コンビニの近くのマックでハンバーガー買ってカプセルホテルの中で食った。

宿
青森駅前カプセルホテル(カプセルホテルサン)(\3000)

(^^)
花巻を出発し昨日行けなかった宮沢賢治記念館に再度行く。開館時間の8:30に入って一時間ほど宮沢賢治の世界を楽しんだ。
元の国道4号をまた北上し、三戸町を目指した。
当初は恐山まで行き下北半島を一周しようと考えていたが地図を見ているととんでもなく遠く予定を変更して十和田湖へ向かった。
三戸町より今までお世話になった国道4号から別れ、国道104号に入り田子町を目指す。
途中のコンビニでレジに天気予報が表示されており、明日の天気は雨となっていてガックリくる。

田子町から十和田湖へ抜ける県道21号は景色もよく走って気持ちのいい道だった。途中牧場があり牛がのんびり草を食んでいるのを見てこっちまでのんびりした気分になる。
程なく十和田湖へ出たので、奥入瀬方面へ向かった。
奥入瀬はあまり紅葉しておらず残念。八甲田へ向かった。
酸ヶ湯温泉までの道は真っ赤ではないが紅葉しており、八甲田山もきれい見えた。やはり標高が高いと紅葉も早いようである。
途中卵の腐ったような硫黄の匂いがしてきて、酸ヶ湯温泉を発見。温泉宿は立ち寄り湯も可能だったので早速入ってきた。
温泉宿は風情があって落ち着いた雰囲気だ。機会があれば泊まってみたいと思った。
お湯の色は乳白色で硫黄の匂いがきつかった。温度は高く長時間は入っていられないが肌がスベスベになった。
帰ってきてから調べると結構有名なトコらしい。(http://www1.odn.ne.jp/~sukayu/)

30分ほどで出発し、八甲田の遭難者像を目指した。
八甲田の遭難者像はちょっとした丘の上に存在し、周囲の山々が見える景色のいいところだ。
ここでも周りに人はおらず、風が耳に当たる音しかしない。夕陽は遠く自分の影も長かった。
落ち着いた雰囲気をしばし楽しんだ。
ふり返って八甲田山を見るとかさ雲が掛かっていたので明日は雨になると確信した。

宮沢賢治記念館
国道394号酸ヶ湯温泉近く

2003/09/25(曇->雨)
時間
06:30青森出発
08:30竜飛岬
12:00十二湖(青池)
16:00酒田市入り
20:00新潟市

走行距離
今別町で給油310.4km
秋田市で給油279.6km

食事
なし
道の駅深浦でイカ焼きとシャケおにぎり
雨が本格的に降ってきたので、カッパを着ようと思っていると丁度道の駅があったので入った。
ここはイカ焼きが名物らしく朝飯を食べていなかった自分はイカ焼きともうひとつ何か食べよう店内をうろつくと隅のほうにおにぎりが置いてあった。
結構大きいのに値段はたったの120円で触ってみるとまだ暖かい。2つ購入し外の売店でイカ焼きも購入。
軒先で雨宿りをしながら食べる。おにぎりはシャケを混ぜたご飯のなかにイクラが入っている。
これが本当にうまかった。今回のツーリングでジャンクフードばかり食べていた自分が情けなくなる。
夢中でバクバク完食してしまった。またイカ焼きもうまく(ちょっとコゲが苦かったが)満足した。
新潟県新発田市のすき家でカレギュウ大盛り
雨でビショビショになりあたりは暗く仕方なく入った。

宿
新潟市 サウナサニー(\3200)

(^^)
朝は曇っていた。時々ポツポツと降ってくるがカッパを着るほどではなくこのまま曇りでいて欲しいと願いながら走った。
青森を出発して、当初からの目的地竜飛岬とウィンドファームに向かう。
途中ガソリンが残り少なくなって不安になった。道端にガソリンスタンドの看板で出ており、次のスタンドまで14kmと出ていたが朝早くから営業しているか不安だった。
ここまで来ると感覚もマヒして14km程度では近く感じてしまう。

幸いにもガソリンスタンドは営業しておりガソリンを詰めることができた。不安が解消されると急に楽しくなるものであとは竜飛岬まで一直線に走った。
空は曇っていたが竜飛岬からは北海道が見えた。ついにここまできた北海道はいつか必ず行ってやると心に誓う。
しかしまさか次の日に北海道で大地震が起こるとは・・
ウィンドファームも近くにあり、ヒュンヒュン風きり音を響かせながら回っていた。
意外と回転スピードが遅かった。60rpmもないと思う。これで本当に発電できているのだろうか?

竜飛岬から日本海側に向かう下り坂は道もよく、ステップを擦りながら遊んだ。
途中ついに雨が本格的に降り出したのでカッパを着るところを探していたところ道の駅深浦を見つけた。
カッパを着て荷物にビニールシートをかぶせて出発した。靴はそのままなのでぐしょぐしょになって気持ち悪かった。

十二湖で青池もを見たが落ち葉が水面にたくさん浮かんでおり肝心の水の色があまりよく見えなかった。
かろうじて隙間から見えた水の色は確かに青く、同時に透明度の高いことに驚いた。

酒田市で一泊しようと予定していたが、半ばヤケクソで新潟まで行くことにした。
雨に降られると最初のうちはイライラするが、慣れてくると半笑い状態の自分が居た。

国道101号から国道7号に入ると新潟まで326kmと看板が出ておりガックリした。そんなに距離があるのか・・
この看板のおかげで男鹿半島はあきらめることにした。

風力発電は青森から新潟までの道中にも点在し、突然目の前に巨大な風車が飛び込んでくると不気味だった。
そのうちあたりは暗くなり、雨でブレーキも利きづらく交通量の少ない山間道路を走るのは怖い。
しかもヘルメットのシールドは曇りだし、酒田市から村上市にかけては霧も発生。前走車のテールランプだけが頼りの走行だった。
市街地の明かりが見えるとホッとした。

新潟に到着してサウナ店の駐車場にバイクを止め、荷物を取り出すとビニールシートをかぶせていたのにもかかわず中はびしょ濡れ。
地図もびしょ濡れで1ページめくると2ページ破けた。
カッパを着ていたのにもかかわらず中の服もぐしょ濡れで意味が無いと思った。これはきっと晴れた日に着るカッパなのだと自分なりに納得した。
ピカピカだったバイクのメッキパーツはすべて埃色に変色し、泥水パックをしているようだ。
サウナ店で風呂に入り休憩所でくつろいでいると、テレビで明日は晴れるとの天気予報で安心した。

竜飛漁港より。北海道が見える。
竜飛岬より。北海道が見える。
ウィンドファーム。電線が邪魔
ウィンドファーム
十二湖青池。落ち葉がすごい
十二湖青池(水が青いのワカル?)
新潟着。バイクはどろだら毛

2003/09/26(雨->晴)
時間
07:00新潟出発
三条市
長岡市
三国峠
沼田市
前橋市
熊谷市
18:00世田谷自宅

走行距離
三条市で給油330.5km
熊谷市で給油253.3km
世田谷到着時78.7km

食事
コンビニでコロッケパン
朝食を食べていなかったので、コンビニに寄りコロッケパンを食べる。
まずい。
昨日のオニギリが売っていないかあたりを見回すが当然無い。
前橋市で回転寿司
関東に帰ってきたので、安心感から奮発して寿司を食う。
味はまあまあかな。
なし

(^^)
朝、確かに雨は上がっていたが今にも振り出しそうな天気。
天気予報は午後から晴れるとあったので、安心して出発したが走り出してものの10分もせずに雨が降り出した。
昨日のカッパの裏切りには腹が立つので、途中パーキングのようなところでバイクを止め雨が上がるのを待った。
20分ほどすると雨が上がったので出発するとまた振ってきた。仕方なくカッパを着ると今度は雨が上がった。
殺意を感じた。

そうこうしているうちに国道8号から国道17号へ入り三国峠へさしかかった。
峠は気温が低く別な意味でカッパを着て正解だった。今度はカッパっていい奴だなと思った。
三国峠を越えて群馬県に入ると太陽が照りだし気温も高くなったのでカッパを脱いだ。同時に関東へ帰ってきたと実感した。
沼田を経由して前橋あたりまでくると、不思議なもので自宅まで100km以上あっても帰ってきたという安心感に包まれる。
前橋でちょっと奮発してスシを食いそのまま国道17号で熊谷、大宮、環八ときて自宅に無事戻った。
ツーリングから帰って次の日、バイクの清掃にまる一日掛かったのは言うまでもない。


今回のツーリングは初めて2泊以上する旅だった。有料道路は一切使わず使った金も食ベ物とガソリンと宿泊費と記念館と温泉入浴料だけ。
前に乗っていたディグリーで大阪まで行ったことがあるが(もちろん国道)、それに比べると全然疲れない。
さすがに新潟->東京はケツが痛くなったが、ディグリーとは比べ物にならない。なんでだろう?ビッグバイクだから?

反省点は雨対策。防水バッグの必要性を感じた。
あと、あまり写真を撮っていなかったので次はもっと撮りたいを思う。

それにしても楽しいツーリングだった。次は北陸か?